コミュニケーション「現在気になっているニュース」/認知行動療法講座「アクションプランを立てる」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「現在気になっているニュース」です。

今回の皆さんの意見はこちらになります!

  • コロナワクチンの予約が取れない
  • 松屋が赤字なのが心配
  • イスラエルとニュージーランドの感染者の減少率
  • イニエスタ選手の重大発表

などなど

興味を惹かれるニュースばかりでした!

話す機会が減っている中、皆で話し合うプログラムは盛り上がりますね!

認知行動療法講座

前回は、問題解決のために行動を決定する方法について説明しました。

今回は、実際に行動を起こすため、アクションプランを立てる方法について説明していきます。

アクションプランを立てる

前回、問題を解決するための方法として問題の明確化やブレインストーミングによるアイデア出しなどについて説明しました。

解決する目標を決定し、障害を予測することができたなら、アクションプラン(行動計画)を立てる番です。

アクションプランを使い、行動を起こすことはコラム法で見つけた自分の「新しい考え」を試すことにもなります。

思い切って行動する

うつや不安といった感情が浮かんでいるときには、気持ちが内向きになって自分の世界に閉じこもりがちになります。

そうすると、一時的には楽になるのですが、自分を苦しめている思い込みから抜け出すことができず、辛いままになってしまいます。

閉じこもっていると、自分の思い込みが本当にあっているのか確かめることもできませんし、問題に対処することができなかった、という気持ちを引きずることになってしまいます。

反対に、不安を感じている場面に思い切って足を踏み入れてみると、意外と簡単に問題が解決することもあります。

どちらにしても、考え方を変えるためには、必ず「行動」が必要になります。

コラム法で見つけた適応的思考も、行動によってその考えが正しいという実感を得なければ信じることができないのです。

自分の予想が正しいかどうか確かめ、現実的な問題に対処していくには、自分の世界から抜け出して挑戦していかないといけません。

そのために、問題を解決するにあたっての計画、「アクションプラン」を立ててみましょう。

アクションプランワークシート

以下の内容をワークシートに記入して、アクションプランを立ててみましょう。

・行動目標と試したい考え
前回の解決行動決定や、コラム法で見つけた適応的思考を記入します。

・アクションプラン
行動計画の内容です。できるだけ具体的に書くことで行動に移しやすくなります。

・開始予定時期
その計画を始めるタイミングです。
明確にタイミングを決めておくことで、行動開始のハードルを下げることができます。

・予測
どのような事態が起こると思うか、事前に予測しておきます。
これを欠かすと、漠然とした不安によって行動のハードルが上がってしまいます。

・予想される問題
行動を妨げる問題としてはどんなことが挙げられるでしょうか。
事前に予測しておきましょう。

・問題が起こった時の対処法
ひとつ前の項目で予測した問題が起きたときには、どのように対処すればよいでしょうか。
これを先に決めておくことで不安が減り、行動を起こしやすくなります。

・行動結果
行動の結果、どんなことが起こったかを記入します。
ここから先は、実際に行動を起こしてから書く部分です。

・新しい考えの確信度
行動を起こした結果、新しい考えを信じられるようになりましたでしょうか。
確信度が上がっていけば、自動思考自体もより楽なものに変わっていくはずです。

・この行動から学んだこと
行動の結果からわかったこと、学んだことを残しておきましょう。

 

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