目指せ就職! リスタート面接突破講座⑫ ~コツは2つ!「結論から」「具体的に」~

リスタート面接突破講座

就労移行支援事業所 リスタート に通う利用者さんの第一の目標はやはり就職!

リスタートでは、就職した後に安心して働いていくことができるように考え方やストレスケアなどについても一緒に考えていきますが、やはり面接の準備が必要なことは間違いありません。

この講座では、面接を突破するための心構えや必要な準備について紹介していきます!

面接の2つのコツ!

面接の場では、以下のような質問を受ける場合があります。

「前職で、特に工夫していたことは何かありますか?」

この質問に対し、以下のように回答しました。

「私は、商品やサービスを気に入ってもらう前には、まずは信頼してもらう必要があると考えています。そこで、お客様との信頼関係を構築することにこだわって業務を進めていました」

一見すると、より良い仕事をするために自分なりの工夫をしているようで、良い回答に見えるかもしれません。

しかし実際には、この回答では次の面接に進むのは難しいかと思います。

なぜならば、この回答では何が言いたいのかよくわからず、具体性もないからです。

結論から先に伝える

多くの場合、面接官が見て、採用を判断する相手はあなただけではありません。

企業や業種などにもよりますが、多いところでは1日に100人以上の応募者から話を聞いている場合もあります。

その中で、全部の答えを注意深く聞き、質問して掘り下げていくということが果たして可能でしょうか。

あなたが最も伝えたいことをしっかりと理解してもらうためには、「結論」を最初に口にすることが重要なのです。

具体的に言わなければわからない

先ほどの回答で、「お客様との信頼関係を構築する」と言っていました。

この回答から、「前職ではどんなことをしてきたのか」「今回採用したらどんな風に働いてくれるのか」想像がつきますでしょうか。

実は、この回答からはこの人のしていた”工夫”が何も見えていないのです。

さらに、この回答から続く以下のやり取りを見てください。

面接官「具体的には、どのようなことをされていたのですか?」

応募者「お客様から信頼していただけるように、意識して誠実な対応を心がけたり、お客様のお困りごとには親身になって応えるようにしていました」

面接官「なるほど。誠実な対応や、親身になって応えるとは例えばどのようなことでしょうか。具体的に教えてください」

応募者「お客様の立場に立って考えることや、どうすれば喜んでもらえるか一生懸命考えることなどです」

どうでしょうか。

もしかしたら、このような回答を見て身に覚えのある方もいるかもしれません。

これらの回答は、一見具体的に答えているように見えて実はまったく具体性を増していません。

相手が納得できる回答をするためには、実際のエピソードを添えて回答することが重要です。

結論から具体的に話した例

「私は、直接の売上に繋がらないように見えても、お客様ご自身にとって必要がないと思う商品を無理に薦めることをしないように意識していました。
例えば以前、ご年配のお客様から携帯を変えたいとの相談をお受けした際、詳しくお話を聞いてみたところ現在使っていらっしゃる機器で十分対応可能だった、ということがありました。
そこで、その旨をお伝えしてやり方を説明したところ、大変感謝してくださり、後日そのお客様から複数のご紹介をいただくことができました。
このように、目先の売り上げや結果ではなく、お客様が本当に必要とされていることを確認して対応することが、私の業務上の工夫です」

 

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