ワークショップ「売れる缶ジュースの企画」/自己分析「13の禁止リスト①」

ワークショップ「売れる缶ジュースの企画」

ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。

発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。

また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。

今回のテーマは「売れる缶ジュースの企画」です。

これから暑くなっていきますが、この夏に売れる、新しい缶ジュースを企画してみましょう!

利用者さんに考えてもらいました!

このテーマについての利用者さんの意見

  • 缶タイプのプロテイン飲料。内容量を減らし可愛らしいパッケージにすることで新規層を取り込む
  • ミルクティー、レモンティー等とわけるのではなく、茶葉によって分けた本格的な紅茶
  • ゲームとタイアップした、回復アイテムをイメージしたエナジードリンク
  • プチゼリー入り、フルーツフレーバーのラムネ

どんな層に向けた商品なのか、どのように差別化しているのかなど、具体性のある良い意見がたくさん出てきました!

自己分析講座

前回、両親にされてイヤだったことについて分析を行いました。

今回は、「13の禁止リスト」と呼ばれるものについて紹介していきます。

13の禁止リスト

ここまでの自己分析講座において、今の自分の考え方や性格を作り上げる要因となった両親との関係について分析しました。

幼いころの経験から自分で無意識のうちに決めてしまった、「自分はこのような人間である」といった意識のことを、「人生脚本」と呼びます。

例えば、小さいころに「お兄ちゃんと比べて内気だね」と言われて育つと、「自分は内気な人間だ」という考えから、言いたいことを言わなかったり、やりたいことをやら
なかったり、といった”内気”な行動を、無意識的に自分で選択するようになる場合があります。

そして、内気な行動をすることで「やっぱり自分は内気な人間なんだ」と認知を強めていってしまうのです。

今回は、人生に大きな影響を与え、人生脚本にネガティブな内容を加えてしまう経験を13種に分類した「13の禁止リスト」から6つを紹介していきます。

1.「何もするな」「実行するな」

親のしつけが厳しかったり、過保護で些細なことまで注意したりするような家庭で発生してしまうことがあります。

「怪我するからサッカーはやめなさい」というように行動を規制されているうちに、「自分は何もしないほうがいいんだ」という禁止令をつくってしまいます。

たとえそれが子供を心配しての言葉であったとしても、「自分で考えて選んだことは受け入れてもらえない」という学習となってしまうのです。

この禁止令を持つと、大人になっても積極性に欠け、人の意見に従ってばかりになってしまいます。

そのため、指示がないと何をしていいのかわからず、自分で考えて動くことに強い不安を覚えてしまうのです。

2.「お前であるな」

「自分の性別やアイデンティティを否定された経験がある人が持ちやすい禁止令です。

例として、「本当は女の子が欲しかった」と言われて育ったことで自分に自信を持てなくなってしまう、といったことが考えられます。 

自分自身に自信が持てなくなることによって、まわりの評価や常識、世間体に左右されやすく、自分自身の意志を尊重できなくなってしまいます。

3.「子どもであるな」

下に兄弟がいることで、「あなたはお姉ちゃんなんだから、しっかりしなさい」と言い聞かされたなど、早い段階での自立を促されていた人が持ちやすい禁止令です。

子どものころにのびのび自由に過ごせなかったことで、「自分がやらなければいけない」という強い責任感を持っています。

責任感があること自体は悪いことではないのですが、度が過ぎれば自分自身が楽しめなかったり、周囲とぎくしゃくすることに繋がってしまいます。

飲み会やバーベキューなどでせっせと料理を取り分けたり、お酒がなくなりそうになったら注文したりなど、みんなの世話をして自分はまったく楽しんでいないという人は、この禁止令を持っているかもしれません。

4.「成長するな」「親から自立してはいけない」

自立を促された「子どもであるな」の禁止令とは反対に、過保護に育てられたり、末っ子で甘やかされて育ったりした人が持ちやすい禁止令です。

「自分でできなければやってもらえる」一方で「自分で挑戦する方法がわからない」ために、大人になった後も、親がいないと何もできないと感じ、中々自立ができなかったり、特定の誰かに依存してしまいます。

5.「感じるな」「感情を表に出してはいけない」

転んで擦りむいてしまい、痛くて泣いているとき。

親が心配してくれるのではなく、「我慢しなさい!」と抑え込まれてしまい、素直に欲求や感情を出すことができなかった。

そんな経験を繰り返していた人が持ちやすい禁止令です。

この禁止令があると、自分の感情を抑えこむのが癖になり、物事に無関心・無感動になってしまいます。

声の抑揚や表情で感情を伝えることが苦手であったり、自分の感情を自分でも上手く理解できないというような人は、この禁止令を持っているのかもしれません。

6.「考えるな」

「親に口答えするな!」といったように、幼いころから親に威圧的に接されていた人が持ちやすい禁止令です。

他の人の考えに、たとえ承服しかねる部分や理解できない部分があったとしても、それに対して自分の考えを伝えるということができなくなってしまいます。

論理的に物事を考えたり、冷静に判断することが難しいために相手の言葉を疑う、ということができず、損をしてしまったり、騙されてしまうことがあります。

 

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