ワークショップ「鉛筆を3万円で売るには」/自己分析「13の禁止リスト②」

ワークショップ「鉛筆を3万円で売るには」

ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。

発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。

また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。

今回のテーマは「鉛筆を3万円で売るには」です。

鉛筆の相場といえば、高いものでも1本200円に届かないくらいでしょうか。

そんな鉛筆を、1本3万円で売るにはどうすればいいでしょうか。

利用者さんに考えてもらいました!

このテーマについての利用者さんの意見

  • 世界的な有名人とコラボする
  • 1000本程度のセットにして美術学校等に卸す
  • 芯にダイヤモンドを配合したり、高級な木材を使って鉛筆自体の価値を高める
  • アニメとコラボした巨大な鉛筆

鉛筆を3万円で売るためにはというテーマでしたが、鉛筆自体の価値を高めるほかに、希少価値を高めることなどが考えられます。

ブランド品のように、高級であることそのものが商品の価値を高めることもあります。

様々な意見が出て来て面白い発表になりました!

自己分析講座

前回から、「13の禁止リスト」と呼ばれるものについての紹介を行っています。

今回はその続きとして、残る7つの禁止リストを紹介していきます

13の禁止リスト

7.「近寄るな」

親とコミュニケーションを取ろうとしても「忙しいから後にして」と言われてしまい、距離を置かれてしまうなど、あまりふれあう機会がなかったことにより持ちやすい禁止令です。

この禁止令があると、親とおしゃべりし、自分の気持ちを聞いてもらおうとするのを避けるようになります。

それが成長してからも残ってしまうと、プライベートや本心を周囲に打ち明けるのが苦手になってしまいます。

仕事上でトラブルがあっても誰かに相談せずに一人でなんとかしようとしてしまったり、嫌なことがあっても「自分が我慢すればいいんだ」と考えてしまう人は、この禁止令の影響を受けているかもしれません。

8.「成功するな」

うまくいったときには褒めてもらえない一方で、失敗したときは慰められたり、励まされたりする。

そんな経験を繰り返すことで、「上手くいっても周りは自分を見てくれない」といった考えが作られて行ってしまうことがあります。

その一方で失敗したときだけ見てもらえるということから、子どもは勝手に「成功してはいけない」という思い込みを持ってしまいます。

また、「お前は肝心なところでダメだねえ」などとため息交じりに親に言われることで、「自分は成功なんてできない人間なんだ」と思い込んでしまう場合もあります。

9.「自分のことで欲しがるな」

片親の家庭であったり、幼い頃に病気や怪我で親に経済的な負担をかけてしまったなど、自分のために苦労や我慢をし続けている親を見ていた人が持ちやすい禁止令です。

自分の欲求を素直に言うことを避けるようになり、幸運を人に譲り、幸せを自ら壊すような行動をとるようになります。

自分が欲しいものを友達が欲しがっていたら、自分はそれを追わず友達を応援してしまうといった形で現れますが、それで後悔してしまったり、モヤモヤしてしまうなど、苦しむ原因となってしまいます。

10.「健康であってはいけない」

病気のときだけお菓子やジュースを好きなだけ食べさせてもらえた人や、親が体の弱い兄弟姉妹の面倒ばかり見ていた人に多い禁止令です。

この禁止令を持つと、無意識のうちに病気や怪我により同情を引いたり、注目されようとしてしまいます。

11.「重要な人になってはいけない」

子どものころ、テストでいい点をとったことや先生に褒められたことを喜んで親に報告したときに、「ふうん」と反応が薄いと、自分は認めてもらえないと感じてショックを受けます。

それが度重なると、「自分は重要であってはいけないんだ」という禁止令を持ってしまいます。

この禁止令を持つ人は、常に目立たないよう心がけて、責任を負うのを嫌ったり、極端に地味なファッションを身につけようとしたり、口数が少なく、大きな声を出すのが苦手になったりします。

また、部下やチームの一員という立場であれば優れた力を発揮できるにも関わらず、リーダーなどの人の上に立つ立場になると、この禁止令がストップをかけてしまい、思うように力が出せなくなる場合があります。

12.「所属してはいけない」「仲間入りをしてはいけない」「孤独になれ」

「あの子と口をきいてはいけません」と親が友達を選んだり、「この子は恥ずかしがり屋だから」と親が子どもの心を代弁してしまうと、知らず知らずのうちに、同世代の子の中で活動する機会が少なくなります。

この禁止令を持つ人は、職場やグループに溶け込めず、一人で行動することが多くなってしまいます。

13.「存在するな」

幼い頃に虐待を受けたり、「お前さえいなければ、私は離婚していなかったのに」などと親の不幸の原因にされたりした子どもが作ってしまう禁止令です。

自分は生きていてはいけないという思い込みから、自分の体や命を大事にできなくなり、アルコールや薬物などへの依存に繋がることもあります。

 

restart_banner