ワークショップ「オリンピック4つめのメダル」/自己分析「人生グラフで振り返る」
ワークショップ「オリンピック4つめのメダル」
ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「オリンピック4つめのメダル」です。
東京オリンピックの開催について大きく話題になっていますが、今回は、オリンピックで授与されるメダルに注目したワークです。
4つめと言っても、必ずしも4番目の成績の選手に授与すると決まっているわけではありません。
どのような選手に授与するメダルなのかを決め、そこからしっかり理由を付けて色を選べると説得力のある発表になりますね。
このテーマについての利用者さんの意見
- 4位の選手に渡す。鉱石でかつ金銀銅より目立たない色として白色
- 世界新記録やMVPの選手に渡す。青空をイメージしたスカイブルー
- 開催国のイメージカラーのメダル。東京オリンピックであれば桜色
- 金メダルと銀メダルの間に新たにプラチナメダルを作る
人は、色によって様々なイメージを持つので、目的や理由によって、向いている色というものも変わります。
どのような選手に渡すのか、どうしてその色なのかがしっかりと考えられた、良い意見がたくさん出てきました!
自己分析講座
前回は、人生グラフを見ながら、これまでの人生で辛かったことについての振り返りを行いました。
今回も引き続き、人生グラフを見ながらの振り返りを進めていきます。
今までの人生で辛かったことを振り返る
人生グラフは、過去の振り返りから今の自分に大きく影響を与えた出来事や、モチベーションとなることに気づくための分析です。
この分析内容は、就職活動の際にも役立てることができます。
例えば、グラフが上向いている時期、プラスになっている時期の環境は、そのまま自分が働きやすい環境でもあり、また働く上でのモチベーションにもなる内容です。
就職活動では「志望動機」や「その会社を選んだ理由」を聞かれますが、過去のエピソードから、「こういう環境が合っているから」「こういう人の助けになりたいから」といった理由を挙げることができれば、説得力のある話ができるでしょう。
また、グラフが下向いていたところから上向きに変わるまでのエピソードは、これまでに直面してきた問題をどう乗り越えてきたのかということを示します。
どんな問題が起きてどう感じ、それに対してどうすることでプラスにもっていくことができたのかが明確になっていれば、以降の人生でも必ず役に立ちますよ。