コミュニケーション「気になる映画やゲームなど」/認知行動療法講座「特徴的な認知の歪みを探す」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になる映画やゲームなど」です。
今日のコミュニケーション講座では、おススメの映画やテレビ番組や楽しい場所や美味しい食べ物屋について発表して頂きました!
今回の皆さんの意見はこちらになります!
- ポケモンGOの15周年イベント
- ドラマでハコヅメ(たたかう交番女子)が楽しい
- 映画のオオカミ少女と黒王子がみんなに見てもらいたい
- 映画でAKIRAが今かなり話題になっていると思う
などなど
皆さん興味沸く話題を発表して下さいました。
どれも一度見てみたいですね!
認知行動療法講座
前回は、最初の3つのコラムについて説明し、自動思考を見つける練習をしました。
今回は、自動思考を見直し、現実的な考え方を探すために必要となる、「認知の歪み」についての話です。
特徴的な認知の歪み
これまでの認知行動療法で、ネガティブな感情が浮かんできてしまうのは、物事の悪い側面を見て、悪い予測をしているからである、と話してきました。
自動思考の内容は数ある可能性のうちの1つであり、推測でしかありません。
その中で、悪い結果を予測して備えることは悪いことではないのですが、「悪い結果が起こるに違いない」と思い込んでしまうと、不安になったり、落ち込んだりと本来であれば必要のない苦しみを抱えることになってしまうのです。
認知行動療法講座において、悪い予測をしてしまう要因となる考え方のことを、「認知の歪み」と呼びます。
ここでは、10種類の認知の歪みを紹介するので、気持ちが動揺したときに浮かんでくる自動思考の中にこれらのクセが含まれていないか探してみてください。
1.白黒思考
物事を白か黒かで二分化し、完璧な結果以外は失敗であると考える。
2.極端な一般化
1度や2度起こったことを、すべてそうだと思い込む。
3.心のフィルター
少しの嫌なことばかりが目に入り、それ以外の良いことが見えなくなる。
4.マイナス化思考
良かったことを別に良いことではないと置き換える。
5.結論への飛躍
根拠もなく結論を決めつける。
他者の考えを決めつける「心の読みすぎ」と未来に起きることを決めつける「先読みの誤り」に分かれる。
6.過大評価、過小評価
自分の悪いところや失敗を大きく、良いところや成功は小さくとらえる。
他者に対してはその逆のとらえ方をする。
7.情緒的な理由づけ
自分がどのように感じたかを理由に物事を決めつける。
8.べき思考
「こうするべき」という絶対のルールを作り、その通りにならないとストレスを受ける。
9.レッテル貼り
「こういう人間だ」と決めつけてしまい、そのレッテルに基づいてとらえるようになる。
10.自己関連付け
自分にかかわりがないことでも「自分のせいだ」と思い悩む。