コミュニケーション「自分を家電に例えると」/認知行動療法講座「5つのコラムから適応的思考を作る」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「自分を家電に例えると」です。
面接では、たまに少し変わった質問をされることもあります。
用意してきた質問なら答えられても、そうでない場合はどうか、どんな対応力が必要とされる場面ですね。
回答内容を丸暗記するのでなく、自己分析をしっかり行い、自分のことを理解しておくことが答えるための秘訣です。
今回の皆さんの意見はこちらになります!
- 掃除機。自分がいいと思うものを何でも吸収していくから。
- 空気清浄機。注意や気配りで、場の雰囲気を良くしていきたいから
- テレビ。様々なジャンルに興味があり、情報を発信していくから。
- 炊飯器。ご飯を炊くときのように、熟練するまでには多少の時間がかかるが、吸収した技術を活かすことができるから。
今日は8名の利用者さんがプログラムに参加したのですが、なんと誰1人被ることがありませんでした。
それぞれ、自分自身のアピールポイントと家電の特徴をしっかり結び付けられていました!
認知行動療法講座
前回は、サンプルを用いて根拠と反証を探す練習をしました。
今回は、7つのコラムについて説明していきます。
5つのコラムから適応的思考を作る
第4のコラム「根拠」と第5のコラム「反証」で、自動思考の分析を行うことができたら、続く第6、第7のコラムでコラム法は完成です。
第6のコラムには、自動思考に代わる柔軟で現実的な考えを書き込みます。
この考えを作るためには、5つのコラムで見つけた根拠と反証を利用します。
元々の自動思考のうち、それを裏付ける根拠は残しつつ、反証が見つかった部分を現実的な考え方に直していきます。
基本的には、根拠と反証それぞれを要約し、つなげることで現実的で柔軟的な思考の土台を作ることができます。
その上で、「困っているのが他の人だったらどのように声をかけるか」や「自分の信頼する人であれば、同じ状況に対してどのように考えるか」など想像してみたり、最も悪いパターンと最も良いパターンを想像し、その間となるのはどのようなパターンかを考えてみたりすることで、適応的思考をブラッシュアップしていきましょう。