ワークショップ「どんな能力でも身に着けることができるなら」/自己分析「”自分史”を作ってみよう」

ワークショップ「どんな能力でも身に着けることができるなら」

ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。

発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。

また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。

今回のテーマは「どんな能力でも身に着けることができるなら」です。

マンガや映画に出てくるような架空の能力でも、実際に現実で努力して身に着けることができる能力でも構いません。

自分が欲しいと考えるのはどのような能力か。その能力を使って何がしたいのか。考えてもらいました。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 瞬間移動。移動の時間を無くすことができて便利なだけでなく、満員電車などを避けることでコロナ禍の対策にもなるから
  • すべての言語を理解する力。異国の本を読んで学習したり、文化の違いを知ったりしたいから
  • 速読ができるようになりたい。速く読み、スムーズに理解できるようになれば、それだけ多くのことを学べるから
  • ショートスリーパーになりたい。活動時間を単純に増やすことができるし、疲労から早く回復できるようになりたい

このテーマで考えてみると、「自分のやりたいこと」や、「今困っていること」がわかってきます。

実際に身に着けることはできないような能力でも、それを持つことによって求めていることがわかれば、他の方法で実現することもできるかもしれません。

自己分析講座

前回は、一行で自分を紹介することによって、自分の核となることは何か、探しました。

今回からは、自分自身がこれまでに何を体験し、どのように今の自分が作られてきたのかを知るための「自分史」作成を行っていきます。

自分史

自分史とは、文字通り「自分」の「歴史」です。

これまでの自己分析では、「自分自身のダメだと思うところはどこか」「子供のころにあった嬉しかった思い出は何か」など、特定の条件を元に過去を振り返り、分析を進めてきました。

ここからは、歴史の名の通り、時系列に沿って自分の中に残る印象的なエピソードを書き出していき、それが自分に与えている影響を分析していきます。

人を作るのはそれまでの経験、体験です。

遺伝によって決まる部分ももちろんありますが、考え方や性格といったものには、周囲との関りや、自分の行動の中で経験してきたことが大きく影響を与えています。

小さなころのことでも、強く印象に残っているのであれば、その出来事はそれだけ自分に大きな影響を与えていると予想されます。

そういった出来事を抜き出し、「それがなければ今の自分は何か違っただろうか」と考えてみると、今の自分がどのように作られているのか、少しずつ見えてくるはずです。

 

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