就活SST「話の聞くときのテクニック」
新聞読解「フェイクニュースどう防ぐ?」
以下、記事の要約です。
フェイクニュースとは、デマや一方的すぎる情報を指します。
多様なメディアを通じて広がり、陰謀論や政治的なプロパガンダなどと結びついて人々の生活、民主主義をも脅かしています。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 改めてフェイクニュースは迷惑だと思った。
- 必需品が買えないことが起きて困ったことがある。
- なにがおかしくて拡散する人がいるのか不思議。
- SNSは一つだけだと真実かどうかわからない。
安心できる情報社会を築いていきたいですね!
就活SST
前回は、逆ピラミッドの話し方で他者からの質問に返答する方法について考えました。
本日は、実習面談会などの関係で、SSTのプログラムは休講です。
その代わり、特別編として、話を聞くときのテクニックについて紹介したいと思います。
話の聞くときのテクニック
人は、自分が話している時間は短く、話を聞いている時間は長く感じるものです。
また、沈黙に耐えられず、少しでも沈黙があるととにかく何か話そうとして、失敗してしまう人も多くいます。
「何か気を聞いたことを言わないと」などと、次に話すことばかり考えるよりも、「どう聞くか」を意識することが、会話において大切なポイントです。
NGな聞き方
話しを聞くときに、以下のような聞き方をしていませんか?
・腕を組んでいる
腕を組むのは、自分をガードして相手を拒否しているというサインとして受け取られます。
・あいづちを打たない、打ちすぎる
あいづちを打たないと、話を聞いていないと思われます。また、あいづちを打ちすぎてしまっても、適当に聞いているような印象となり逆効果です。
・目を見ない
話している相手の目を見ないということは、「あなたの話に興味ない」というメッセージとなります。
・手を動かしている
落ち着きなく指が動いていたり、PC操作をしているなど、手を動かしている状態だと、「聞きたくない」というメッセージがさらに強くなります。
・口を閉じる
口を一文字に閉じていると、相手を拒否しているという誤解を与えてしまう恐れがあります。
上唇と下唇が触れない程度で聞くことを意識しましょう。
ペーシングで本音を聞き出す
会話を弾ませ、相手の本音を聞き出すために重要なテクニックがペーシングです。
ペーシングとは、「相手と波長を合わせる」という意味です。
話を聞く時に意識することができるペーシングとしては、以下のものが挙げられます。
動きのペーシング
人間は、自分と共通点を持つ人間に対して好感を持ちやすい性質があります。
そこで、相手の動きに自分の動きを合わせていくと、相手は話をしやすくなり、話題を引き出すことができます。
合せる対象としては、あごの動きや呼吸、視線の方向などが挙げられます。
また、相手の何気ない動作などをまねることも効果的ですが、あからさまにまねていることがバレてしまっては逆効果なので、あくまでさりげなくするのがコツです。
話し方のペーシング
声のトーンや大きさ、テンポを合わせるのも有効です。
職場では、ハキハキと声を出すことを求められる場合が多いですが、会話においては小さな声でゆっくりと話している相手に、大きな声でハキハキと喋ってもうまくかみ合いません。
話し方を合わせることは、相手の気持ちをしっかりと理解し、寄り添っているというアピールでもあるのです。
相手について理解を深めつつ、共感を示すことができるのが「オウム返し」です。
相手の言った言葉を、自分の言葉に置き換えることなくそのまま返すことで、相手の言葉を受け止めている、という姿勢を示すことができます。
特に、怒り、悲しみ、不安などといったネガティブな感情に対してオウム返しを行うことで、相手は安心しやすくなるでしょう。
ただし、常にオウム返しをしていてはしつこく感じて逆効果なので気を付けてください。