ワークショップ「雨を知らない人に雨を説明する」/自己分析「社会に出てからの自分史」

ワークショップ「雨を知らない人に雨を説明する」

ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。

発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。

また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。

今回のテーマは「雨を知らない人に雨を説明する」です。

日本に住んでいて雨を知らない人はいないかと思いますが、もしも雨を知らない人に、「雨とは何か」と聞かれたらどのように答えれば伝わるでしょうか。

自分は知っているが相手は知らないというものについて説明する、という機会は多くあります。

そんなときは、他の言葉に置き換える、例えを出す、特徴を説明するなど、様々な方法で伝えることができます。

雨を知らない人がもしいたら、どのように雨について説明するか、利用者さんに考えてもらいました。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 自然界における水の循環について説明する
  • スマートフォンなどで動画を見せ、視覚的な説得力を持たせる
  • 雲の成り立ちについて説明する
  • 海や雲は知っているのかを確認し、それらとの関係性を説明する

相手が知らないことを説明するときには、相手にとって本当に必要な情報は何かを見極める必要があります。

例えば、雨を知らなかった相手が雨の降る地域に引っ越すので教えて欲しいと言われたのであれば、雨というものがどのような現象かの説明よりも、洗濯物が乾かないので天気予報を見る必要がある、なんて説明の方が相手にとって必要かもしれません。

仕事や面接などで説明する際も、相手が知りたがっていることは何か、本当に必要なことは何か、考えられると良いですね。

自己分析講座

前回は、大学生、あるいはその周辺の年代の自分史を発表してもらいました。

今回は、それ以降、社会人になってから今に至るまでの自分史を作成していきます。

社会に出てからの自分史

社会に出てから取り組んできたことは、転職の際には非常に重要な情報となります。

ただ何をしてきたかというだけではなく、その中で如何に工夫をしたかなど、自分自身の強みに繋がることを探していきましょう。

特に、壁にぶつかった時にどう対処したのかを分析することで、アピールポイントを見つけやすいだけでなく、今後同じように悩んでしまったときの対処法を探すことにもなります。

この頃には、考え方が新たに変わると言ったことはあまり起きないかもしれません。

しかし、この頃に苦しんだことについて分析することで、ここまでの分析で見つけた出来事、あるいは見逃していた出来事から作られていたスキーマが見つかることもあるでしょう。

 

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