祝日プログラム「ワンパターン行動から抜け出す」

祝日プログラム

本日は、就労移行支援事業所 リスタートの祝日開所日です。

祝日特別プログラムとして落ち込んでいるときに陥りがちな「ワンパターン行動」についての課題に挑戦してもらいました。

落ち込んでいるときに陥りやすいワンパターン行動

落ち込んでいる間、人の行動はワンパターンになりがちです。

自信を持てなくなっているために挑戦することができず、自分が慣れ親しんだ最低限安全な行動だけを取るようになってしまうのです。

エネルギーがなくなってしまっている状態での行動としては理にかなってはいるのですが、その状態で仕事などしようとすると、本来取るべき行動を取ることができず、さらなる失敗に繋がることもあります。

ワンパターン行動の2つのタイプ

問題にぶつかった時に人がとる行動は、大きく分けると「闘う」か「逃げる」かの2つです。

「闘う」タイプの人は、困ったことが起きるとひたすら頑張ったり、努力したりすることで解決しようとします。

「逃げる」タイプの人の場合は、先延ばししたり、誰かに代わってもらったりすることで解決しようとします。

例えば、クレームを受けてしまい、謝罪が必要になった場面を想像してみてください。

この際、「闘う」ワンパターン行動になってしまう人は、顧客を何度も訪ねて謝罪と説明を繰り返したり、失敗の分を取り返そうと休憩も取らずに営業活動を始めたりしてしまいます。

しかし、そのようなやり方では、「しつこい」と思われてかえって悪印象になってしまったり、自分の身体を壊してしまったりと、良い結果には結びつかないでしょう。

一方で「逃げる」ワンパターン行動の人の場合であれば、その案件を別の人に代わってもらうほか、お酒を飲んで思い通りにならなかった結果を忘れようとしたり、取引先や職場から距離を取ろうとしたりといった行動に繋がります。

いったん問題から離れることが有効な場合もありますが、これではいつまで経っても自分の力で解決できるようになりませんし、周りからの心象も良くありません。

ここで問題なのは、「闘う」「逃げる」というそれぞれの行動の中身ではなく、「行動がワンパターンになっている」ということです。

どちらの行動も、適度に行えば有効であるにもかかわらず、同じような行動を繰り返してしまうがために、失敗したり、ネガティブな結果を引き寄せたりしてしまっているのです。

時には粘り強く努力し、時には距離を置き・・・。と、バリエーションを持たせた行動ができるようになることが大切です。

 

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