コミュニケーション「気になっているニュース」/認知行動療法講座「認知の歪みを見つける練習」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

今回の皆さんの意見はこちらになります!

  • オミクロン株の感染について
  • ジャパンカップでコントレイルの勝利
  • ヤクルトスワローズが日本一
  • 赤リンゴ版のぷよぷよ

どちらも今後気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も必要かもしれませんね!

認知行動療法講座

前回、PDL(ポジティブ・データ・ログ)の紹介をして、認知行動療法講座の解説は一通り終わりとなりました。

今回は、認知行動療法の中でも難しいと感じる人の多いであろう、「認知の歪み」をチェックする練習をやっていきます。

認知の歪みを見つける練習

今回から何回かに分けて、様々なシーンを想定し、そこで浮かんだ自動思考に含まれる認知の歪みを探す練習をしていきます。

また、認知の歪みを含まない思考はどのようなものかについても考えてみましょう。

シーン:仕事でミスをしてしまった

取引先に渡す書類にミスがあり、上司に呼ばれて「ここが間違っているから、いますぐ修正して再提出するように」と、みんなの前で注意された。

自動思考A「また失敗してしまった。どうして自分はこうダメな人間なんだろう」
感情:憂うつ、無力感

この自動思考に含まれている認知の歪みとしては、『レッテル貼り』が挙げられます。

失敗してしまった事実を極端に受け取り、自分に対して「ダメ人間」というレッテルを貼りつけてしまっています。

これでは、うまくいかなかったところにばかり目が向くようになってしまいます。

自動思考B「ささいなミスだし、みんなの前で注意することはないだろう!」
感情:屈辱感、怒り

この自動思考に含まれている認知の歪みとしては、『情緒的な理由づけ』が挙げられます。

「大したミスじゃないのに指摘されて恥ずかしい」という思いから、それを理由に相手にイライラをぶつける考え方となってしまっています。

「相手が悪い」と責任転嫁してしまえば、怒りが生じるばかりでミスをしてしまったという問題に対処できなくなってしまいます。

自動思考C「また怒られた。上司はきっと自分のことが嫌いなんだろう」
感情:悲しい、傷ついた

この自動思考に含まれている認知の歪みとしては、『心の読みすぎ』が挙げられます。

「怒られた」という事実から、「上司が自分を嫌っている」という極端な決めつけをしてしまっています。

実際には上司がどう思っているかはわからないにも関わらず決めつけてしまっては、「次も怒られるに違いない」と悪い想像をしてしまったり、上司を避けるようになってしまったりと悪い結果に繋がってしまうでしょう。

 

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