就活SST「選択理論を実践する 『Case2:同期が先に出世してしまい、悩んでいる。』」
新聞読解「進め!イノ米ション」
以下、記事の要約です。
日本人のコメ消費が減る中、新たな技術と発想でコメビジネスが進化している。
一人暮らしやダイエット中でも食べやすい商品、コメでできたビールに歯ブラシ・・・
輸入食材が高騰し、パンやパスタなど様々な食品が値上がりしている。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- プラスチック商品が減ると助かる。
- お米の需要が減っているのに驚いた。
- 食の変化が凄まじい。
- 米を使った新商品が楽しみ。
今後も環境に優しい商品が発売されると嬉しいですね!
就活SST
前回から、選択理論の考え方を実践するため、色々なシチュエーションにおいてどのように行動すればよいか考えています。
今回も引き続き、前回とは別のシチュエーションにおいて選択理論を使った解決法を考えていきます。
Case2:同期が先に出世してしまい、悩んでいる。
状況
Uさんが入社したのはベンチャー気質の残る企業で、昇進昇格は成果によるところが大きく、数年で課長になることも可能な制度をとっています。
Uさん自身、実力次第で出世できるというところに魅力を感じて入社を決めました。
Uさんが新卒で入社して5年。周囲では、ちらほらと主任や係長まで出世する同期が現れ始めました。
しかしUさんは未だに昇進ができておらず、焦りを感じています。
さらには、「自分にはこの会社で価値がないのではないか」という考えが頭をもたげてきてしまいました。
もしもあなたがUさんだとしたら、選択理論を使ってどのように考えることで、モチベーションを保って働き続けることができるでしょうか。
選択理論で考える
まずは、Uさんの満たされていない欲求についてですが、「実力を認められていない」「自分には価値がない」と感じていることから、”力の欲求”が満たされていないと考えられます。
しかし。実のところこの「自分には価値がない」というのは、Uさんが自分で決めつけていることです。
同期が先に出世していくというのは客観的な事実ですが、そのことと「価値がない」ことは決して同義ではありません。
この場面で問題となっていることは、他者と自分を比較することで、相手の方が優れており、自分の方が劣っているという主観的な事実に目を向けていることです。
「相手に勝ちたい」といった競争心は悪いものではありませんが、相手と自分とを比較して悪いところを探すことは、自分でコントロールできない出来事に焦点を当てている状態であり、苦しいだけです。
比較するのであれば、その対象は他者ではなく、自分自身にすることをおすすめします。
5年前の自分と今の自分を比較してみれば、身についたスキルやできるようになったことなどを見つけることができ、自分の価値を認めることもしやすくなるはずです。
自分に変えられるのは、「自分の行動」と「未来」だけ。
それであれば、これから身に着けたいスキルや改善していきたいことなど、自分自身の未来に焦点を当てることが、結果的には「出世したい」といった力の欲求を満たすことにも繋がるはずです。