コミュニケーション「気になっているニュース」/認知行動療法講座「3つのコラムで自動思考を見つける」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

今回の皆さんの意見はこちらになります!

  • DAZNの値上げについて
  • 芸能人の相次ぐコロナ感染
  • 「嘘喰い」の原画展が2月5日から開催
  • 3月から5歳児ワクチン対象

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、認知を見直すのに役立つ「コラム法」について、大枠の説明を行いました。

今回は、自動思考を見つけるための「3つのコラム」について紹介します。

コラム法で認知を見直す

リスタートでは、7つのコラムと呼ばれる方法で、現実的で柔軟な考えを見つけるサポートをしています。

名前の通り7つの段階に分けて進めていくのですが、今回はその最初の3つである、「状況」「気分」「自動思考」についてです。

第1のコラム:状況

まず最初に行うのが、今回コラム法で考え方を変えたい場面を書き出すことです。

落ち込んだ、イライラした、不安になったなど、いやな気持ちが浮かんだ場面や、場にそぐわない、不適切な行動を取ってしまったと感じられる場面など、コラム法を行う場面をまずは決めましょう。

そうしたら、その場面を可能な限り詳細に書き出していきます。

「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのようにして」「どうなった」と、5W1Hを意識してみると詳細に書きやすいでしょう。

第2のコラム:気分

続いて、第1のコラムに挙げた状況で、自分がどんな気持ちになったのかを書き出します。

気分や感情は、1つだけとは限りません。例えば、「強い怒りを覚えた一方で不安な気持ちもあり、少し落ち込んだ部分もある」というような状態になることも珍しくないでしょう。

そのようなときには1つに絞らず、見つかっただけ書き出してください。

ここで重要なのが、「1単語で示せる言葉」にすることです。

例えば『彼は自分のことを嫌っていると思った』といったように文になっているものは、気分ではなく、この後の「自動思考」に記入しましょう。

気分を書き出したら、それぞれについて0%~100%の間でどれくらい強い感情だったのかも書いておいてください。

第3のコラム:自動思考

ここでは、第1のコラムで挙げた状況に置いて、第2のコラムに挙げた気持ちが浮かんできたのは、どのように考えたからか?というように分析します。

認知行動療法において、気分や感情というものは、その場で何が起きたかではなく、起きたことを自分がどう考えたかで決まると考えます。

そこで、「何を考えたから落ち込んだんだろう」「どう捉えたからイライラしたのだろう」と考えてみることで、この場で浮かんでいた考え=「自動思考」を見つけることができるのです。

 

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