コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「スキーマとは」

コミュニケーションプログラム

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になるニュース」についてです。

本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

  • 人気プロレスラーのグレート−O−カーン選手に感謝状
  • ドンキ親会社、ウクライナ避難民100世帯受け入れ
  • W杯組み合わせで日本「死の組」
  • 非核原則を守って欲しい

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするためにも、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、アクションプランについて、サンプルを用いて実践してみました。

今回は、考え方の根本となっている「スキーマ」についての話をしていきます。

スキーマとは

様々な場面において自分自身の持つ自動思考を分析していくと、だんだんと共通した部分が見えてくることがあります。

これは、浮かんでくる自動思考が、”スキーマ”と呼ばれる特徴的な考え方のクセに起因しているためです。

例えば、「自分は人から愛されない」という考えを無意識のうちに前提として持っている人は、他者のちょっとした言動から、「自分は嫌われている」と考える”心の読みすぎ”を起こしやすくなります。

そのため、自動思考を分析していくと、このような考え方をしていることが多いことに気づくでしょう。

スキーマは、決してそれ自体が悪いものというわけではありません。

人は、「こういう時は、こうするものだ」というスキーマなくしては、物事の判断にとても時間がかかってしまいます。

「話しかけられたが、なんと返事をするべきだろうか」「渡れそうだが、ここで道を渡るべきだろうか」など、日常は選択の連続です。

しかし、我々は毎回悩んだりはせず、その場その場ですぐに決めていることも多いかと思います。

その理由こそ、行動を決める指針となるスキーマを持っていることなのです。

しかし、そのスキーマが自分にとって望ましくないものであれば、日常的に落ち込んだり、不安になったりするような考えが浮かんでくる原因となります。

そこで、望ましくないスキーマ(不適応的スキーマ)を見つけ、別の考えに変えていくことが重要となります。

 

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