就活SST「相手への気遣い」

就活SST

前回のSSTでは、断る時に注意するポイントについて、詳しく考えました。

今回は、”気遣い”について考えていきます。

相手への気遣い

気遣いには、「心遣い」「気配り」「心配り」「配慮」など、他にも様々な言い方があります。

これだけ多くの表現があるのは、日本において、それだけ大事なものとされてきたということを表しているのではないでしょうか。

コミュニケーションにおいて、人のためを思って色々と気を遣うことは大事なことです。

日常の中で、他者と関わるタイミングというものは必ずあります。

そんな時、スムーズにやり取りができるのは、お互いに思いやる気持ちを持っていることが前提にあるからです。

気遣いをしないでいると、「自分本意な人だ」と思われ、自然と周囲から人がいなくなっていってしまうでしょう。

気遣いには、「相手は何を望んでいるか」を読み解く力が必要になります。

しかし、たとえ自分がしたことが相手の望みに合うものでなかったとしても、「気を遣って行った」というその姿勢は必ず伝わります。

今回のプログラムでは、そのような気遣いの必要性や、実際のやり方について話し合いました。

気遣いの必要性

改めて、気遣いの必要性について考えてみましょう。

気遣いをすることによるメリットとしては、「良い関係性を築ける」「コミュニケーションが円滑に進む」「自分が困っているときに助けになってもらえる」といったことが挙げられます。

人は、自分に対して取られた態度を自然と返すものです。

こちらが気遣わなければ、相手も同様にこちらを気遣うことはなくなるでしょう。

気遣いとは、相互に相手のことを考えることによってはじめて成立するものなのです。

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