コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「問題の解決に取り組む」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 熱中症警戒アラートについて参考にしていきたい
- ワールドカップの出場国大幅変更
- ロシアはいつまで戦争するのか
- コロナの感染者数の増加
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、ここまでのプログラムでやってきたことを復習しつつ、自分自身のコラムを作ってもらいました。
今回は、問題を明確にし、解決のための方法を探していきます。
問題の解決に取り組む
前回までやってきたコラム法は、考え方を変えるために役立ちますが、根本の問題が解決するわけではありません。
悩みのきっかけになった問題を解決するためには、考えを変えるだけでなく、行動を起こす必要があります。
今回は、問題を解決するため、まずはどのように取り組んでいけば良いのか、考えてみます。
問題を解決するまでの5つのステップ
ステップ①:問題の明確化
問題を解決するためには、
「どのように困っていて」
「どうなれば解決なのか」
を明確にする必要があります。
何が問題なのかがわからなければ具体的な解決のための行動は出てきませんし、「どうなった状態が解決なのか」がわからなければ、どうしたらいいのかいくら考えても出てきません。
今現在、自分が困っていることを明確にしてください。
ステップ②:ブレインストーミング
ブレインストーミングは、会議など、複数人で何かを決めるときにもよく使われる方法ですが、一人でも行うことができます。
やることは簡単で、ステップ①で明確化した問題を解決するために役に立ちそうな方法を、思いつくままに書いていくだけです。
ただし、一点注意があります。
それは、ブレインストーミングの最中は、「その方法が有効か」「問題がないか」などのことを、一切考えないようにする、ということです。
どうすればいいか考えているけど答えが出ない、という方で多いのが、「この方法は〇〇だからダメだ」「この方法は△△だからやりたくない」などと、アイデアを出すと同時に評価してしまっている、というパターンです。
困っているときは、物事をネガティブに見やすいこともあり、実際には効果的な方法であっても、「ダメそう」と捉えてしまいがちです。
そうなることのないように、まずはアイデアを出せるだけだし、その後でそれぞれを比較していくようにしてください。
ステップ③:解決行動の決定
ステップ②で出したアイデアの中から、実際に行うものを1つに絞ります。
ここでは各アイデアを、「問題の解決にどれほど有効か」だけではなく、「それが実行しやすいか」も同時に考えてみてください。
これを実行すれば解決しそうだ、というアイデアがあったとして、それを行うのに準備が大変だったり、心理的な抵抗があったりするならば、決めたはいいが実行できない、ということになりかねません。
まずは、効果があるものの中で、最も実行しやすいものを選んでみるのがオススメです。
ステップ④:実行
選んだ行動を実際に起こしてみましょう。
ここについては、次回のプログラムでより詳しく説明します。
ステップ⑤:最終評価
最後に、実行した結果について、自分で評価を行います。
もしも解決していなければ、再びステップ①に戻り、解決するまで繰り返します。
ここについても、次回もう少し詳しく説明があります。