就活SST「リード文で情報を共有する」
新聞読解「貴族の蔵書 広めた教養」
以下、記事の要約です。
夏の終わりが近づき、秋の足音が聞こえてくる時期になった。
読書のために図書館へ向かおう考える人も多いだろう。
図書館の起源は古く、国内では奈良時代の貴族が学問を究めようとする人たちのために文庫本を解放したのが始まりと言われる。
このテーマについての利用者さんの意見
- 貴族が広めたのは知らなかった
- 文書や記録の保存のためとは思わなかった
- カフェや休憩施設が付いていて便利
- 憩いの場や娯楽性に特化してきて驚いた
今後はスマートフォンから遠ざかって本を片手にも良さそうですね!
就活SST
前回のSSTでは、重要なことから順番に話すことで誤解を防ぐ「逆ピラミッド」の話し方について紹介しました。
今回は、”リード文”によって情報を共有していない相手にも伝わる「ニューススタイル」での話し方について紹介していきます。
リード文で情報を共有する
前回紹介した”逆ピラミッド”の話法ですが、実はある欠陥があります。
それは、話の前提となる情報が共有されていない場合、うまく理解ができなくなってしまうことです。
例えば、会社のあるプロジェクトについて話すとき、「○○プロジェクトがついに成功しました。なぜなら――」といったように話を出したとして、相手側がこのプロジェクトについて知らなければ、何の話かわからず、置いていかれてしまうことでしょう。
だからといって、「○○プロジェクトというものをやっています。これは――」というように背景から話すと、前回紹介したように誤解の危険性が出てきます。
そこで、「前提情報を共有した上で逆ピラミッドで話す」必要が出てくるわけですね。
これを満たすことができるのが、”リード文”です。
リード文とは、新聞の記事などで使われている、「文書の書き出し」です。
お手元に新聞などがあればぜひ確認してみて欲しいのですが、記事の多くには、本文の前に100~200文字ほどの文量で、記事全体の要約が書かれています。
リード文に、5W1H(いつ・どこ・誰・どのように・何をした・なぜ)をすべて含めておくことで、相手に疑問を持たせないようにして、想像力を発揮して誤解を生むことを避けることができます。