コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「スキーマのメリット・デメリット分析」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 和歌山アドベンチャーワールドの永明君が30歳のお誕生日
- コロナワクチンが10月から新たに追加される
- スパイファミリー2期が10月からはじまる
- ハンターハンターの最新刊が4年ぶりに発売
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
今回は、スキーマを変えるためのメリット・デメリット分析について紹介します。
スキーマを修正する
スキーマを修正するためには、様々な方法があります。
特に大事になるのは、スキーマ通りに行動しなかった場合にどうなるのか、明らかにすることです。
例えば、「すべてを完璧にこなさないといけない」というスキーマを持っているのであれば、完璧でなかったとき、果たしてどうなってしまうのかが重要です。
いざ完璧にやり遂げられなかったとき、周囲の人間はあなたを𠮟責してくるでしょうか?
取り返しのつかない悪いことが起こってしまうのでしょうか?
実際に完璧でなかった場面でそれを証明してみるほか、過去に完璧でなかったときに起こったことを分析してみるのも良いでしょう。
スキーマのメリット・デメリット分析
上記の方法と合わせて、スキーマを修正するのに役立つのが、「メリット・デメリット分析」です。
これは、そのスキーマを持っていることによるメリットとデメリットをそれぞれ書き出す、というものです。
「すべてを完璧にこなさないといけない」のスキーマであるならば、以下のようなメリットとデメリットが想定できます。
メリット
・職場でも家庭でもあらゆることに手を抜かず、良い結果を出すことに繋がる。
・周囲から「優秀な人」「努力家」などの評価を得られる。
デメリット
・すべてを完璧にこなすことは現実には不可能なので、常に自分を責め、落ち込むことになる。
・一日のうち、リラックスして過ごせる時間がまったくなくなる。
・他人にも完璧を求めてしまう。同僚や夫がだらだらしているのを見ると、「自分はがんばっているのに」と腹が立つ。
・いつもピリピリし、他人のミスにも不寛容になるので、「近寄りがたい人」と思われてしまう。
メリットとデメリットが見つかったら、「メリットは残したまま、デメリットをなくすスキーマ」を考えてみましょう。
一見難しそうですが、多くの場合、元々のスキーマの行き過ぎてしまっているところや、柔軟性のないところを緩めてあげることがコツです。
新しいスキーマの例:完璧な人間などいない。よい結果を出すのに越したことはないが、ときには失敗したり、中くらいの結果であったりしてもかまわない。それによって、私の価値が下がることはない。