就活SST「コントロールできる行動とできない行動」
新聞読解「海外ツアー、「こだわり」に活路」
以下、記事の要約です。
新型コロナウイルス関連の水際対策の緩和により、9月からはワクチンを3回摂取していれば、海外旅行に出かけやすくなった。
歴史的に見ると海外旅行は安くなったが、足元では原油高や円安、世界で進むインフレが旅行費用を押し上げている。
及び腰の消費者を「リベンジ旅行」に旅出させられるか。
旅行会社の知恵比べも熱気を帯びている。
このテーマについての利用者さんの意見
- 日本人の旅行者が少ないのは、コロナウイルスの影響が大きいと感じる。
- 万一海外で感染してしまったら仕事に穴を空けることになってしまう。
- 海外旅行は行ったことがないが、行ってみたいという気持ちはある。
- 費用については、むしろあまり気にしない人が増えてきているように思う。
もう少しコロナ禍が落ち着いて、気兼ねなく旅行にも行けるようになると良いですね!
就活SST
前回は、5つの欲求を満たすための行動について紹介しました。
今回は、行動には、コントロールできるものとできないものがある、ということについてのお話です。
コントロールできる行動とできない行動
行動は、「行為」「思考」「感情」「身体反応」の4つに分類することができます。
自分の意志で手や足を動かすのが「行為」
何かを考えたり理解したり、思い出したりするのが「思考」
楽しい、悲しいなど、快不快を浮かべるのが「感情」
心臓の鼓動や発汗など、意識しないで行っている身体活動が「身体反応」です。
この中で、「行為」と「思考」は自分でコントロールすることができる一方、「感情」と「身体反応」は直接コントロールすることができません。
ですが、激しく動くことで汗をかく、理不尽な出来事を思い出すとイライラするなど、「行為」や「思考」を変えることで「感情」や「身体反応」を間接的にコントロールすることは可能なのです。
裏を返せば、「落ち込んでいる」という状態も、落ち込むことになる思考や行動を自分が選んだ結果であると考えることができます。
そして、反対に落ち込みから抜け出すのも、思考と行動をコントロールすることで、自分の意志で行うことができるのです。