ワークショップ「エレベーターの不満を解消する」/自己分析講座「自分の特徴を説明する」
ワークショップ「エレベーターの不満を解消する」
ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「エレベーターの不満を解消するには」です。
あなたは、とある10階建ての商業ビルのオーナーをしています。
しかし、そのビルに設置されているエレベーターは1基のみ。
古くて速度も遅いので待ち時間も長く、利用者からは不満の声が上がっています。
この、”利用者の不満”を解消するためには、どのような方法があるでしょうか?
このテーマについての利用者さんの発表
- モニターを設置して、待ち時間を潰せるようにする
- 停止階数を1/4/7/10回に絞り、エレベーターと階段の併用を促す
- 各階のエレベーター前に鏡を置き、待ち時間に身だしなみなど見られるようにする
- 時間帯によって止まらない階層を設定する
今回のポイントは、利用者の不満を解消するのが目的であり、エレベーター自体の改修や増設は必ずしも必須ではないということです。
もちろんそれらもひとつの方法ですが、実際にやろうとすれば、コストやスペースの問題が大きくのしかかってくることでしょう。
自己分析講座「自分の特徴を説明する」
前回の自己分析講座では、自分自身を表すキーワードと、それを裏付けるエピソードを探しました。
今回からは、他者に説明できるように、自分の特徴をまとめていきます。
自分の特徴~作業について~
自分の特徴は、”セールスポイント”と”苦手なこと”に分けてまとめていきます。
まずは、仕事などで作業をする際の特徴から。
セールスポイント
作業をする上でのセールスポイントとしては、以下のようなものを挙げることができます。
・所有資格
・スキル
・作業するときの特徴
資格は、もっとも端的に、わかりやすくセールスポイントを伝える方法です。
持っている資格を紹介するのは良い方法ですが、就職活動においては、業務とあまり関係のない資格を紹介すると、「企業がして欲しいことと本人のやりたいことにズレがある」と思われてしまうことがあるので気を付けてください。
資格を取得していないスキルについても、もちろんセールスポイントになります。
この場合、何級を持っている、というような端的な説明はできないため、どのような言い方をすれば何のスキルをどれくらいのレベルで持っているかが伝わるか、考えておきましょう。
それ以外にも、作業をする時の特徴を挙げるのも良い方法です。
集中力がある、ミスなく確実にやることに自信がある、などなど。ぜひ見つけてみてください。
なお、この要素について話すときには、具体的にその能力を活かすことができたエピソードを添えられるとより良いでしょう。