リスタートの近況報告と2022年のお礼

今年も一年ありがとうございました!

2022年も残すところあと1日で、終わりを迎えようとしています。

この一年を振り返ると、今年も感染症に振り回された一年だったように感じます。

緊急事態宣言は、2022年3月以降、発令されていないものの、変異株の拡大やまん延防止等重点措置の実施などが続き、今もなお、全国で感染者数が増え続けています。

そんな中、11月からカタールで行われたサッカーワールドカップでは、ノーマスクでの観戦が行われたり、日本でも声出しOKのコンサートが開催されるなど、「with コロナ」時代の新しい生活様式がだんだんと進んでいます。

これからは感染症対策をしっかり行った上で、さまざまなイベント、そして普通の生活が戻ってくるのかもしれませんね。

リスタートの近況

リスタートでは、昨年まで行っていたZoomを使ったプログラムから、通所でのプログラムへと切り替えが行われました。

在宅での活動が長かったこともあり、利用者の皆さんにとっては戸惑いもあったかもしれません。

ご迷惑をおかけしたこと、大変申し訳ありませんでした。

就職関連では、昨年同様、企業の雇止めなどの影響もあり、求人自体も少ない状態が続きました。

そんな中、リスタートでは晴れて就職された方が4名いらっしゃいました!

昨年同様、採用を控える企業が多い中で、就職を決められた方がいらっしゃったことは、利用者の皆様の努力が実を結ぶ形となり、また職員にとっても大変喜ばしいことでした。

改めて、就職が決まった皆様、おめでとうございます!

就職おめでとうございます!

就職事例 事務・清掃

学生時代から人と関わることが苦手で、頭痛や腹痛などの身体症状に悩まされていたAさん。

ちょっとした変化や、こだわりの強さから心身が敏感に反応してしまい、はじめのうちは通所も不安定でしたが、認知行動療法やコミュニケーションなどの講座に積極的に参加されていました。

また個別の時間では、アンガーマネジメントの書籍などで学習し、徐々に落ち着きが出てきたAさん。

通所が安定した頃から、実習などにも参加されていましたが、慣れない環境で体調を崩してしまうことも…。

しかし、リスタートから就職された先輩が就労している会社から、まずは出来るお仕事から…とお声をかけていただき、見事に面接突破!

就労開始から6か月が経過していますが、現在も元気に働かれています。

就職事例 事務・データ入力

高校時代から引きこもり、生活リズムが乱れがちだったBさん。

これまで、外食チェーンのキッチンや警備のアルバイトの経験があったものの、安定した収入を得たいとのことでリスタートの通所を開始されました。

通当初は、就寝・起床時間が安定せず、睡眠薬を服用するなど苦労されていました。

プログラムは就活SSTや認知行動療法、PC講座など、ほぼ全ての講座へ積極的に参加され、中でもExcelの学習に力を入れていらっしゃいました。

生活リズムが安定したころ、東京都主宰の実習面談会で参加した企業への実習が決まり、実習での働きぶりが評価され、見事内定をいただきました。

就労開始後は、疑問点など積極的に質問されるなどリスタートで学ばれたことを実践され、元気に働かれています。

就職事例 事務・軽作業・清掃

前職で休職したものの回復せず、退職に至ったCさん。

休職中に医師から、うつ病、不眠症と診断され、退職後もご自身で転職活動を進められていたものの、なかなか転職先が見つからず、退職してからコミュニケーションに不安を感じられてリスタートの通所を開始されました。

リスタート通所後も、なかなか体調が安定せず、半日の通所・在宅でも活動が多かったCさんですが、通所1年を過ぎた頃、「実は…」と、両親との確執をお話してくださいました。

リスタートとしては、まず少しずつでも関係性を改善していくことなどをアドバイス。

その後、徐々に体調が安定するようになり、リスタートと提携している転職エージェントの求人に応募。

その中の1社から内定をいただきました。

内定が決まってからは、お父様と旅行に行かれたりとご両親との関係性も徐々に改善されているようで、お仕事も新しいことに次々チャレンジされているCさんなのでした。


他にも就職事例はありますが、今回は3名のみご紹介させていただきました、

昨年に引き続き、2022年も就職難・採用難と言われていましたが、このような逆風の中でも、就職・転職を決められた皆さんは、大きな自信を得て、困難に乗り越えられるのではないでしょうか。

現在、通所されている方たちも、働き続けられる体力、社会で必要とされるスキルなどをプログラムを通して身につけ、先輩たちのあとに続いていただけると嬉しいです!

 
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