就活SST「相手の気持ちを読んで行動する練習」
新聞読解「「10円」で駅バリアフリー化」
JR東日本など鉄道16社が今春「バリアフリー料金」を相次いで導入する。
通常の運賃改定とは別枠の値上げで、徴収額は段差解消やホームドアなどの設置費用に投じる。
導入各社の公表する計画を単純合算したバリアフリー設備の投資額は利用者数の回復が遅れる中でも1兆円を超える。
このテーマについての利用者さんの意見
- 定期だと高く感じる
- 事故が起きないためにも優先して欲しい
- 設置されていない駅がたくさんある
- いまのままでも快適だと思う
今後も利用者の移動負担を軽減してくれると嬉しいですね!
就活SST
前回は、コミュニケーションにおいて常に重要になる、”相手の気持ちを読む”ということについて考えました。
今回は、いくつかのシチュエーションを仮定して、相手の気持ちを読んで行動する練習をしていきます。
相手の気持ちを読んで行動する練習
1.メール交換をしたいと言われた
メールの交換をしたいということは、直接会って話す以外でのやり取りをしたいということ。
もちろん、ビジネスシーンか、プライベートなシーンかなどにもよりますが、相手が望むことはそのための手段を持つことと考えて問題ありません。
それを踏まえての行動ですが、”自分がしても良いと思う中で”もっとも相手にとって望ましい行動を選ぶというのが原則です。
もしもあなたが、アドレスを教えても良いと思うのであれば、相手にとってもそれがベストな選択なのは間違いないでしょう。
そうでない場合は少々難しいですが、「理由を伝える」ことや、「メール交換以外で情報をやり取りできる方法の提示」などを意識すれば、相手を傷つけずに断ることができるでしょう。
2.残業していたら「早く帰れよ」と言われた
この場合の相手の気持ちですが、大きく2パターン考えられます。
1つは心配してくれている場合。あなたのためを思って、無理をせず、早く帰るように言ってくれていると考えられます。
もう1つは、あなたにその場にいて欲しくない場合。例えば残業代がかかってしまうため、残って作業することが望ましくない、なんて場合もあるかもしれません。
相手の気持ちがどちらであったとしても、望むことは言葉通り、残業を切り上げて帰ることと考えて良いでしょう。
すぐに仕事を切り上げられる状態であるならば、言われた通りに従うのが望ましいですが、そうでない場合はどうすれば良いでしょうか。
相手の望みを叶えるためには、今の作業を終わらせる必要があります。
例として、「残りの仕事を明日に回しても良いか確認する」「仕事の割り振りについて相談する」「キリが良いところまで終わらせるのにどれくらい時間がかかるか伝える」と言った対応が挙げられます。