ワークショップ「ブラック企業をなくすためには」/自己分析講座「自分を作ったきっかけの発表」
ワークショップ「ブラック企業をなくすためには」
ワークショップは、意見に対して質問をすることにクローズアップした訓練になっています。
発表者の発表に対して他の利用者さんが質問をし、それに回答していくことで、意見を作るときに欠けていた視点を見つけたり、改善点を見つけていくことができます。
また、質問を考えながら他の人の発表を聴くこと自体も、話を聞くことや疑問点を確認することの練習になりますよ。
今回のテーマは「ブラック企業をなくすためには」です。
ブラック企業は、何年も前から問題になっていますが、残念ながらなくなることはありません。
果たしてブラック企業は、どういった理由で生まれ、なぜなくならないのでしょうか。
利用者のみなさんに考えてみてもらいました。
このテーマについての利用者さんの発表
- 働く側の意識も変えていく必要がある
- 定期的な面談など、相談ができる環境を整える
- 合わなかったときに辞めやすい環境づくり
- 車内で相談窓口を設置し、直接言いづらいことを相談できるようにする
一労働者の立場からでもできることを見つけていく必要がありますね。
自己分析講座「自分を作ったきっかけの発表」
前回は、今の自分の性格や考え方がどのようなきっかけによって作られたのか、分析してもらいました。
今回は、前回分析した内容を発表してもらいます。
自分を作ったきっかけの発表
復習ですが、人の性格のうち、およそ50%は遺伝によるものである、とする研究があります。
残りの50%は何かといえば、周囲の環境や、経験に基づいて作られた考え方です。
生まれたばかりの赤ん坊だった頃から、今の性格や考え方であったわけではないはずです。
成長するにつれて、両親との関りや、色々な経験を経て、今の自分が作られてきました。
遺伝による影響の他、持っている病気の影響などもあるので、すべてがそうというわけではないでしょう。
しかし、経験によって作られた考え方ならば、自分の意志で今後変えていくことも不可能ではないのです。
今回利用者差のみなさんに見つけてもらったきっかけは、それそのものを過去に戻って変えられるというわけではありません。
しかし、その場面と今現在は違うのだ、ということを認識することが、変わっていくための大切なプロセスになるのです。