就活SST「”誠意を示す”とは? ~謝罪のポイント~」
新聞読解「終身雇用、なくなるの?」
以下、記事の要約です。
新型コロナウイルスの感染拡大も一段落して、侵入社員が一堂に会する入社式が復活しました。
多くの経営トップが祝辞を述べるなか、異彩を放っていたのが日立製作所の社長です。
このテーマについての利用者さんの意見
- 若者は転職ありきで企業もその考えを持ち合わせてきた
- 終身雇用ではない不安がある
- 自分を磨き続けることが重要だと感じた
- キャリアプランが改めて大事だと思った
今後は変化を恐れず柔軟に自分を磨き続ける必要がありそうですね!
就活SST
前回は、ほめるときに注意するポイントについて考えました。
今回は、”謝罪”について、どのような方法が望ましいか、考えていきます。
“誠意を示す”とは? ~謝罪のポイント~
みなさんには、「謝ったのに許してもらえなかった」という経験や、逆に「謝罪されたが表面的なものであるように感じて許せなかった」といった経験はありませんでしょうか?
謝罪の言葉を口にしていても、釈明しているように聞こえてしまったり、誠意がないと感じられてしまったりすると、返って怒らせてしまうこともあります。
“誠意がない”という表現は、言い換えれば、自分は悪くないと思っている、申し訳ないと思っていないと感じられる、といった表現です。
こう感じられてしまう理由は、「言い訳」や「自己弁護」にあります。
実のところ、言い訳か、事情の説明かを明確に切り分けるラインが厳密に存在するわけではありません。
そのため、自分にとっては正当な理由と感じていても、それが相手に言い訳と受け取られてしまえば、非常に悪い印象を与えてしまうことになるのです。
これを避けるために、どのような場合であっても、謝罪を求められる場面においてはまず謝罪の言葉を伝えることが非常に重要です。
怒りの感情はエネルギーを使うため、長くは続きません。
自分の怒りを相手が正当に受け止めてくれていると感じられれば、自然と怒りは沈静化していくものです。
しかし、怒られることが納得いかないからと、最初から事情の説明を始めてしまうと、怒りの感情が収まらず、「言い訳している」と感じてしまうのです。
まずは相手を怒らせてしまっていることに対して、申し訳ないという気持ちをしっかりと伝え、冷静に話ができる状況になってから、事情の説明を行うようにしましょう。