心理相談室 サウダージ出張講座「対人恐怖の減らし方」
新聞読解「スイッチ減速 我慢の年」
以下、記事の要約です。
任天堂は9日、2024年3月期の連結純利益が前期比21%減の3400億円になる見通しだと発表した。
発売7年目のゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売台数が17%減少し、ソフトも落ち込む。
足元では「スーパーマリオ」を題材とした映画がヒットしているが、本業を補うほどの効果はない。
このテーマについての利用者さんの意見
- 映画効果で新規の客層は見込めるのか?
- 他社のゲーム機やPCゲームの台頭も影響としてあるのではないか。
- 映画館でゲームソフトを売っているのを見て、映画すらも広告となるIP戦略を知った。
- DSやSwitchは発売してから5年ほどでピークを迎えているが、他社製品を比較して長いのか気になる。
スイッチの後継機にも注目が集まりそうですね!
心理相談室サウダージ 出張講座
本日は、心理相談室サウダージから前田 昭典先生を講師にお招きして、出張講座を開催しました!
本日の講座テーマは、「対人恐怖の減らし方」です。
対人恐怖・対人緊張を減らす考え方のコツ
対人場面で緊張するのは、程度の差こそあれ、誰であっても当たり前のことです。
あまり緊張が強くなると大変ですが、緊張自体を完全になくす必要はありません。
対人恐怖を感じてしまった場面を思い返してみると、どんな状況であったでしょうか。
人前での発表であった、偉い人の前でなにかをする必要があった、初めての場所でわからないことがあった・・・。
などなど、恐怖や緊張をもたらす原因は、自分自身にだけでなく、その場にもあったと考えられます。
まず、その場に自分が留まる必要がないのであれば、物理的に距離を取って避けてしまうのも大事な選択肢です。
例えば、酔っ払いに絡まれて恐怖を感じた、という場面であったならば、その場を離れてしまうのが良い方法でしょう。
対人恐怖や対人緊張を感じている人は、”自分のせいだ”と考えて自らを責めてしまいがちですが、まずはそもそも、”自分が悪い”という考えから抜け出していきましょう。
対人恐怖や緊張を減らすためのポイント
・他人は変えられない。変えられるのは自分だけ。
“自分のせい”ではなくとも、他者の行動や考え方を自分がコントロールすることはできません。
そのため、自分にできる対処法を探す必要があります。
・自分は芸人ではない。その場を楽しくしたり、おもしろい話題を提供する義務は、自分にはない。
他者と接する時、「自分は面白いことを言えないから」と考えるために、恐怖や緊張を感じているかもしれません。
しかしそもそも、他者と接するときに、楽しい話題を自分から振らなければいけない理由など、何一つないのです。
・他人の機嫌や気分の良し悪しは、その人の問題。他人の気分にまで責任を感じる必要はない。
誰かの機嫌が悪いとき、「自分が何かしたせいかな」とか、「あの件について怒っているんじゃないか」なんて思ってしまっていませんか?
他者の気分の良し悪しは、あくまでその人の問題であって、”自分が何かをしたこと”が原因となっていることは、実はほとんどありません。
・恐怖や緊張など、感情は出てきた時は既に過去形。恐怖や緊張を感じてしまう自分を責めたり恥じたりしなくていい。
ネガティブな感情が浮かんでくるのは自然なことですし、一度浮かんだ感情は直接コントロールして解消できるものでもありません。
恐怖や緊張を感じてしまっている自分を責めたり恥じたりしても、ただ気分が落ち込むだけで意味はありません。
・あいさつと事務連絡的な話以外は、自分からする必要はない。それよりも他人の話の良い聞き役になる。
自分から話を提供しないといけない、と考えて、それができないからと自信をなくしてしまっていませんか?
人は、自分が話をしているときに心地よく感じると言われています。
自分から話題を提供せずとも、相手の話をよく聴いてあげるだけで、良いコミュニケーションは生まれます。
・恐怖や緊張を意識的な考えだけ、意思の強さや根性だけで克服しようとするのは逆効果。
恐怖や緊張を浮かべてしまったとき、頭の中でそれを跳ね退けようとするのは、実は逆効果です。
「こんなの怖くない」と無理に考えていると、実際に感じてしまっている感情とのギャップでますます辛くなってしまうかもしれません。