就活SST「”リード文”付きの逆ピラミッド」

新聞読解「ママチャリ 初めは嫁入り道具」

以下、記事の要約です。

子どもの送り迎え、通勤、通学、買い物。

身近な移動手段として活躍する「ママチャリ」。

いつごろから日本社会で広く愛されるようになったのか。

ルーツを探ると女性の社会進出、時代とともに変化してきた女性の生活様式とのつながりが見えてきた。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 海外ではママチャリは普及しているのか気になった。
  • 元祖ママチャリが今のママチャリと機能性や重さなど大きく変わらず、完成度の高さに驚いた。
  • 自転車に実用性がより多く求められるようになってきている。
  • 自転車の事故なども少なくないので、安全に気を付けて利用したい。

様々な人のアイデアや想いによって進化してきたんですね!

就活SST

前回は、逆ピラミッドの話し方についてご紹介しました。

今回は、より有効に逆ピラミッドを使うために、”リード文”について紹介します。

“リード文”付きの逆ピラミッド

前回、逆ピラミッドで話すことで、相手に話を誤解されづらくなると話しました。

しかし、逆ピラミッドでの話し方は、どのような場合であってもただ使えば良い、というわけではありません。

以下の文を見てみてください。

「ついにヒッグス粒子とみられる素粒子が見つかったそうですね。世界各国の科学者6000人が力を合わせて巨大な実験をした成果です。ビッグバン直後に匹敵する膨大なエネルギーを作り出して、ヒッグス粒子をはじきだす実験をしたのです。このエネルギーを生み出すために山手線と同じくらいの円周がある巨大な加速器を使ったそうですよ」

こちらの文章は逆ピラミッドに則って結論から話したものですが、すんなりと情報が入ってきましたでしょうか?

“ヒッグス粒子”についてよく知っているという方であればそうなったかもしれません。

しかし恐らくは、多くの方はこの聞き馴染みのない単語が邪魔をして、いまいち話の内容が入ってこなかったのではないかと思います。

聞き手と話し手の間で共有されていない情報がある場合、ただ逆ピラミッドの話し方で話をしても、スムーズに理解することは難しいのです。

そこで役立つのが、リード文と呼ばれる、「完結に要約された話の全体像」です。

まず初めに、話の結論と合わせて話の背景、発端、展開などを簡潔に述べてしまい、そこから改めて逆ピラミッドの順番で詳細を話していくことにより、情報を共有していない相手に対しても、誤解を防いだ話し方が可能になります。

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