出張講座「大人の発達障害」

新聞読解「400万人の「介護難民」支え手120万人不足」

以下、記事の要約です。

団塊ジュニア。

バブル経済が崩壊したころに社会に出て、デフレの25年間に働き続けたこの世代の老後は厳しい。

日本では85歳以上の高齢者のうち6割は介護が必要だと認定されている。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 高齢者の方はAIやロボに抵抗がありそう
  • 介護費や医療費など若者世代の負担が大きい
  • 介護職員の待遇を良くして欲しい
  • ムーンショット計画は実現するのか

今後も介護に対しての投資は必要ですね!

出張講座「大人の発達障害」

本日は、麻布メンタルクリニックから黒岩 貴先生をお招きして、出張講座を開催しました!

本日の講座テーマは、「大人の発達障害」

・仕事のミスや遅刻が多い
・その場の空気を読むのが苦手
・曖昧な指示だと内容が理解できない
・他人とのコミュニケーションが苦手

などのお悩みにお応えします!

そもそもどうして”発達”障害なのか

もともと、発達障害は子どもの病気とされていました。

幼稚園や小学校で、うまく周りについていけなかったりすることが大きな問題となっていたのです。

周囲よりも発達が遅いことを、しつけが悪いとか、大人になったら治るのではないか、などと言われることも少なくありませんでした。

しかし、子どもの頃には気づかれなかったものの、同じ困りごとを抱えたままで大人になり、社会に出て初めて周囲と違うことがわかる、ということも増えてきました。

このように、大人になってから困りごとに直面し、見えるようになったものを、「大人の発達障害」と呼んでいます。

発達障害の種類

発達障害と呼ばれる症状の中には、以下のものが含まれています。

・LD(学習障害)

LD(学習障害)とは、知的発達には遅れがないにも拘らず、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」などといったある特定の能力に困難が生じる障害です。

特定の分野ができないことを除けば発達の遅れは見られないために、「がんばればできる」「努力が足りない」「勉強不足」と見過ごされることが多いので注意が必要です。

・ASD(自閉症スペクトラム)

言葉、あるいは表情、視線、身振りなどから相手の考えていることを読み取ったり、自分の考えを伝えたりすることが苦手な障害です。

特定のことに強い興味や関心を持っていたり、自分のこだわりに則した行動が取れないと強い苦痛を受けてしまったりといった特徴があります。

ひと口にASDといっても、すべての症状が表れると決まっているわけではなく、人によってかなりの差があります。

ADHD(注意欠陥多動性障害)

注意を持続させることが困難であったり、順序立てて行動することが苦手であったり、落ち着きがない、待てない、行動の抑制が困難であるなどといった特徴から日常生活で困難を抱えてしまう障害です。

人により、不注意が強く出る場合や衝動性が強く出る場合もあるので、自分の持つ症状に合わせた対処が必要です。

広汎性発達障害

広汎性発達障害という障害名は、ASD(自閉症スペクトラム)とほぼ同じ意味で使われています。

急な予定の変更で強い苦痛を感じてしまう、こだわっている事柄の手順が崩れると混乱してしまう、他者の気持ちを想像することができない、などの症状が含まれます。

 

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