コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「第6・第7のコラム」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- ローソン感謝際について
- 朝ドラ牧野富太郎
- コロナ感染拡大第9波
- モー娘。新メンバー
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、サンプルを用いて5つのコラムの実践練習を行いました。
今回は、第6・第7のコラムについてご紹介します。
第6のコラム:適応的思考
第6のコラムは、”適応的思考”です。
コラム法の最終目的でもある、”柔軟で現実的な考え方”を作っていきましょう。
そのための材料となるのが、第4のコラム「根拠」と第5のコラム「反証」です。
適応的思考を作る基本となるのは、根拠と反証を繋げることです。
それぞれの内容を要約し、1つの文章にしてみましょう。
例えば、メールが来ないことから自分のせいではないかと落ち込んでしまっているとき、
「メールがまだ来ていない」という根拠と、「まだ寝ているだけなどの可能性もある、過去に似たようなことがあったがちゃんと帰ってきた」という反証をそのままくっつければ、元々の自動思考よりもバランスの取れた考え方が作れるでしょう。
他にも、以下のように考えてみることも有効です。
・親しい人がこのような状況で、同じような情報を手にして、同じように考えていたとしたら、どのようにアドバイスするか
・その自動思考が当たっていたとしての、この先最悪のシナリオと最良のシナリオ、その中間にある現実的なシナリオは?
・あなたが信頼している誰かであれば、この状況についてほかの見方をする可能性はないか?
第7のコラム:心の変化
第7のコラムでは、自動思考に変わる新しい考え方によって、気分や感情が変化したかどうかを考えます。
元々の自動思考から生まれていた落ち込みや不安、イライラといったネガティブな感情が軽減されていれば、コラム法は大成功と言えるでしょう。
第2のコラムで挙げた気分のパーセンテージが、適応的思考によってどのように変化したか、書き出してみてください。
注意として、ここでそれらの気分がゼロにすることを目指す必要はありません。
人の考えは、経験によって変わります。
適応的思考を見つけても、まだ今の段階ではその考えを信じられているわけではないはずですし、気分がスッキリと晴れるわけでもないでしょう。
しかし、それで問題ありません。
考えを変えて、ネガティブな気分をなくすために必要な行動を起こせるようになっていれば十分です。