就活SST「上質世界をコントロールする」
新聞読解「先生の給料は上がるの?」
以下、記事の要約です。
「公立学校の先生は部活動の指導などで忙しいのに、労働に見合う残業代が支払われていないと聞きます」
「教職を目指す若者が減っているらしいけど、どんな対策が有効なのかな」
このテーマについての利用者さんの意見
- 部活は外部に任せたほうが良いと感じた
- 優秀な人材が教師になりたいと思わないかも
- 労働時間の改善が必要
- 賃金より拘束時間をなんとかしたい
今後も子供たちのためにも教師の待遇改善が必要ですね!
就活SST
前回は、個々人によって異なる、基本的欲求の満たし方についてお話しました。
今回は、上質世界をコントロールする方法についてご紹介します。
上質世界をコントロールする
人は、経験によって自分が欲しいものや経験したいこと、一緒にいたい人を「上質世界」に含んでいきます。
そして、上質世界に含まれるものを手に入れることが、行動を決定する動機づけとなります。
人は、上質世界にあるものには強い関心を持つ一方で、上質世界に関係のないものには関心を払いません。
例えば、電車の広告を思い出してみてください。
恐らく、あなたが思い出せるのは、自分に興味のある広告が主なのではないでしょうか。
電車の中には多種多少な商品の広告が貼られていますが、パっと思い出せるのは、
ゲームが好きなら新作ゲームの広告、化粧品に興味があるなら化粧品の広告など、自分に興味があるものばかりです。
そのため、仕事が上質世界に入っているかどうかというのは、その人の仕事の効率や成果に大きな影響を及ぼします。
仕事が上質世界に含まれているなら、自然と関連する情報を探したり聞いたりするため、やり方を工夫したりして、効率も上がっていきます。
一方、含まれていないのならば、必要だから毎日こなすだけとなってしまい、問題があったとしても中々改善されません。
もしも、仕事を能動的に上質世界に入れようとするならば、仕事の中で、自分の基本的欲求が満たされる瞬間に目を向ける必要があります。
客にありがとうと言われる、成果を出して褒められる、自分で設定した目標を超えるなど、それによって欲求が満たされる場面を思い描き、それに意識を向けておくことで、上質世界へと入れていくことができるのです。