2024年 お正月雑学クイズ!②
お正月クイズ!第二弾
今日も引き続き、お正月に関するクイズを用意しています!
ぜひお楽しみください!
Q1.お屠蘇の正しい飲み方は?
お正月にいただく「お屠蘇(おとそ)」は、実は普通のお酒ではないんです!
現在では、御神酒と同様に清酒をお屠蘇としていただくことも多いですが、本来のお屠蘇は単なるお酒ではなく、漢方薬などを浸した薬膳酒でした。
その由来は、古代の中国にまでさかのぼります!
大晦日に漢方薬などを酒に浸して置いて、それを不老不死の薬酒として元日の朝に年少者から年長者へ順にまわし飲みしていくという風習があったんだとか!
これには、「若い生命力を年長者へ分け与える」という意味が込められていたそうですよ。
一年の邪気や悪気を”屠”って命を”蘇らせる”から「お屠蘇」なんですね。
というわけで、正しい飲み方は、「飲み干した盃を年少者から年長者へまわしていく」というもの。
もちろん、子どもや車を運転する人、妊婦さんなどお酒を飲めない人は、口をつけるだけの形式的なもので大丈夫ですよ!
Q2.お雑煮の意味は?
お雑煮は、年神さまにお供えしたお餅をいただくための料理とされています。
正式には、元旦の最初に汲む「若水」を使って作るものなんです。
年神さまからいただく年魂が宿ったお餅をお雑煮でいただくことで、新しい年を健やかに過ごすための生命力をいただくことができるんだとか。
ところで、みなさんのご家庭では、どのようなお雑煮を作りますか?
お雑煮の作り方や具材については、郷土性が本当に豊かですよね。
一般的には、白味噌仕立ての関西風やすまし汁の関東風が知られていますが、それに限らずありとあらゆる味付けやタイプがあります。
地域だけではなく、家庭ごとにも作り方が全く違っていたりもするので面白いですね!
Q3.おせち料理の意味は?
お雑煮に続いては「おせち料理」について!
“おせち”は、漢字で書くと”御節”となります。
もともとは、季節の節目を祝う日に神様にお供えする「御節供料理(おせちくりょうり)」だったんだとか。
季節の節目のお祝いは、年間を通して何度もありますよね。
しかし、その中でも特に大切なのがお正月ということで、おせち料理だけが残ったとされています。
縁起の良いものや願いが込められている食べ物が多いのは、年神さまにお供えするお供物料理だから。
重箱に入れるのは、めでたさが重なるようにと言われています。
そうしてお供えしたものを家族で分かち合いながらいただいて、一年の健康と幸せを願うんですね!
また、おせち料理と言えば、保存食が多いのも特徴ですよね。
これにはいくつかの説があり、「かまどの神様にお休みいただくため」や、「日頃忙しい女性がお正月くらいは料理を作ることなくゆっくり過ごすため」などと言われています。