就活SST「アサーションの練習」
就活SST
前回は、自分も相手も大切にするコミュニケーション技法「アサーション」についてのお話です。
今回は、そんなアサーションでのコミュニケーションを取るにはどうすれば良いか、練習していみます。
アサーションの練習
以下の場面について、アサーティブな対応を考えてみましょう!
場面
Aさんは上司であるBさんに呼び出されました。
Bさん「Aさん、困るよ!!作ってもらったこの資料には間違いがあるよ!ちゃんと確認してから、提出してもらわないと困るなぁ!!」
しかし、上司の差し出してきた資料はAさんが作ったものではありませんでした。
身に覚えのないことであるにもかかわらず、上司はカンカンに怒っています。
非主張型の対応
ただ謝罪だけしたり、自分が作り直すことにする、というのが、非主張型の対応です。
この場はすんなり収まるかもしれませんが、自分のやったことでないのに怒られた、自分がミスしたと思われた、といったモヤモヤが残り、気分が落ちてしまうでしょう。
攻撃的な対応
自分がやったわけではない、ということだけを伝えてしまうのが攻撃的な対応です。
実際に自分に非があるわけではないため、勘違いされてしまったことへの不満もあるでしょうが、だからといって相手の言葉を受け取らずに自分のことを押し通そうとしてしまうのは良い方法ではありません。
例え相手の指摘が正しかったとしても、一方的に押し付けられてしまったら、人は反発してしまうものです。
アサーティブな対応
資料に間違いがあったことで迷惑が掛かってしまったという上司の気持ちは受け止めつつ、自分の作ったものではない、ということを伝えることが肝心です。
例「資料の確認、ありがとうございます。しかし、恐れ入りますが、そちらの資料は私の作成したものではありません。よろしければ、私の方で修正致しましょうか?」