就活SST「謝る時のポイント」

新聞読解「教科担任制 小3~6に」

以下記事の要約です。

小学校の5、6年(高学年)で実施している教科担任制が3、4年(中学年)にも広がる見通しとなった。

中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)が近く案を出す。

ほぼ全強化を担当する教員の負担を減らし、授業の質向上を目指す。

このテーマについての利用者さんの意見

  • ゆとり教育の頃と比べて、標準授業実数が大きく増えている
  • 詰め込み教育に戻ってきてしまっているのではないか
  • 教員の確保が何よりも問題になる
  • 地域によって、教員数確保の難易度には大きな差がある

教員にとっても生徒にとっても、格差が出ない形で普及する方法が重要になりそうですね!

就活SST

前回は、ほめるときの注意点についてお話しました。

今回は、謝る時のポイントについてです。

謝る時のポイント

謝罪が必要になるような場面は、避けられればそれが一番ではあるのですが、実際には完全に避けるのは難しいものです。

良かれと思ってやったことが誰かにとっては迷惑だった、なんてことは起こり得ますし、仕事をしている時は、自分がしたこととは関係のないクレームを受けることもあるかもしれません。

そんなとき、的確な謝罪ができているでしょうか。

「ごめんなさい」「すみません」「申し訳ありません」など、謝罪の言葉自体を知らないという人はいないでしょう。

しかし、それにも関わらず、「謝ったのに許してもらえなかった」という経験や、逆に「謝罪されたが表面的なものであるように感じて許せなかった」といった経験がある方も多いのではないでしょうか。

例え謝罪の言葉を口にしていても、釈明しているように聞こえてしまったり、誠意がないと感じられてしまったりすると、返って怒らせてしまうこともあります。

それでは、どのような謝り方をすると、”誠意がない”と感じられてしまうのでしょうか。

謝罪する時のポイントは、以下の3点です。

1.謝罪の最初は必ず「お詫びの言葉」

謝罪が必要になった場面では、どうしてそうなってしまったのかの説明や、改善の約束なども伝えることが重要になります。

しかし、それらを話すとしても、何よりも先に伝える必要があるのが「お詫びの言葉」です。

以下の2文を比べてみてください。

「申し訳ありませんでした。会議に出席していたため、対応することができませんでした。」
「会議に出席していたため、対応することができませんでした。申し訳ありませんでした。」

どちらも同じ意味合いのことを言っているのですが、謝罪よりも先に説明を行うと、「言い訳している」と感じられやすくなってしまうので注意してください。

2.起きてしまった理由と対処法を伝える

お詫びの言葉の後に、どうしてそうなってしまったのかの理由や、自分にできる対処法を伝えます。

起きてしまった問題そのものは変えられなくとも、同じ失敗を繰り返さないようにする姿勢を見せることで、相手も納得しやすくなるでしょう。

3.原因が自分になかったとしても、相手が不快感を覚えていることに対して謝罪する

時には、怒られてしまったが、自分のせいじゃない、と感じられることもあるでしょう。

しかしそのような場合であっても、謝罪の姿勢を見せないことは問題です。

例えば、購入したソフトが上手く動作しなかったため、そのソフトを開発した会社に問い合わせたとしましょう。

その時の対応として、以下のような答えが返ってきたら、納得しがたく感じるかもしれません。

「その問題に関しては、弊社のソフトに問題はなく、D社のソフトが原因と思われます」
「御社の運用方法を改善頂くことで、問題が解決できるかと思われます」

例え落ち度がなかったとしても、相手が不快感を覚えていることに対して謝罪する、というイメージを持っておくと、やりやすいかもしれません。

例:「我々の説明不足により、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

 

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