就活SST「話を整理して理解する」

新聞読解「プログラミング、親も挑戦を」

以下記事の要約です。

プログラミングはこれからを生きる人の基礎的な教養で、今は「読み・書き・プログラミング」の時代といえる。

私たちの生活や文化、経済などあらゆる場面をコンピューターが支え、その仕組みはプログラミングが生み出している。

このテーマについての利用者さんの意見

  • プログラミングを学ぶ機会が増えている
  • 必修にしないと敬遠されてしまう気がする
  • 受験の科目で増えたら大変だ
  • 教える人も限られてしまう

今後は安全に楽しく過ごすリテラシーが求められそうですね!

就活SST

前回は、会話が噛み合わない時に注意したい「リズム」についてお話しました。

今回は、話を理解しやすくするために、”整理”する方法についてのお話です。

話を整理して理解する

前回のプログラムの中で、以下のように説明しました。

「話す内容の順番を意識し、情報を区切って話さないと理解し辛くなる」
「相手の話すテンポが自分より速いときには、要点を押さえることが重要」

これらを実現するためには、話の”ポイント”がどこなのかを見極める必要があります。

そこで今回は、相手の話についていくのが難しい場合や、反対に自分がわかりやすく話をしたい時のテクニックとして、話を図解して整理する方法を紹介します。

要点を探す練習

まずは、以下の文章を見てみてください。

社会人になって5年目くらいになるとおおよそキャリアの方向性が決まってきます。たとえば営業であればマーケティングを自分の営業の軸にしようとか、企画書作成を自分の強みにしようとかといったことが決まるということです。その前にはもちろん基礎固めの時期があり、ビジネスの基本となるマナー、報・連・相の仕方、ビジネス文書の基本などをしっかり身につけることです。5年かかって身につけていては時間がかかり過ぎになってしまいます。スピードが何より求められるこの時代ですから、入社して1年のうちにおおよそ身につけなければならないでしょう。そして、5年くらいたって方向性が決まり、専門性を高め、10年目くらいには管理職として部下指導をしながら、ビジョンを示し、組織の中心となって行く時期です。このようにそれぞれの時期にテーマを持ち、それを意識しながら仕事することがキャリアプランなのです。

この文章を1度見て、すんなりと理解することは難しいのではないかと思います。

・話がだらだらと長引く
・話があちこちに飛ぶ
・話の展開が見えない
・話の結論が出てこない

などの条件が重なると、相手が何の話をしているのか、何が言いたいのか理解しづらくなってしまいます。

そこで今回は、この文章から要点を抜き出し、整理する練習をしてみましょう。

整理するときに大事なのは、「話のテーマ」と「軸」を見つけることです。

この話のテーマは、どうやら「キャリアプラン」についてであるようです。

また、何年目に何を身につける、という言葉が何度も出てきていることから、「時間」を軸とすることができそうです。

テーマを明確にし、時間を軸にして話を再構成すると、以下のような文章を作ることができます。

私たちがキャリアをつくるうえで、それぞれの時期にテーマを持ち、そのテーマを意識しながら仕事をすることが大切です。
具体的に、1年目、5年目、10年目の年次ごとに区切ってキャリアプランについてお話しします。

まず1年目は「基礎固め」の時期。具体的には「マナー」「報・連・相」「ビジネス文書」などの基本的なスキルを身につけます。
次に5年目ですが、「専門性を高める」必要があります。具体例としては、「マーケティング」「企画書作成」などになります。これを自分の強みとしていくのです。
そして、10年目には「組織の中心となっていく」ことになります。具体例としては、「ビジョンを示す」「管理職としての部下の指導をする」ことなどが含まれます。
このようにプランを立てて実行してみると、効果的にキャリアが築けるようになります。

 

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