コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「適応的思考を見つける練習」
コミュニケーション「気になるニュース」
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 新大久保にあるソウルカフェのかき氷が美味しい
- 寝台特急 北斗星が1泊20万円
- 車の不正は不安で買い控えになりそう
- 渋谷日向子選手のバーディパット
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、第6、第7のコラムについて説明しました。
今回は、適応的思考を見つける練習をしていきます。
適応的思考を見つける練習
状況
会社で大きなプレゼンの担当に選ばれ、リハーサルをした。周りからはうまくまとめられたのではないか?と言われたが、自分にはまったく自信がない。
気分
1)落ち込み 80%
2)不安 70%
自動思考
1)プレゼンは成功させなければいけないのに、全然うまくいかなかった。まとめられていることなど、プレゼンをする以上当たり前のことだ。
2)自信がなく、不安でいっぱいなので、このままやったら本番のプレゼンもうまくいかないだろう。失敗したらみんなから批判を受けて、肩身が狭くなるに違いない。
根拠
1)すらすらと言えず、つっかえてしまったところがあった。
2)本番では外部の人も見ている前でプレゼンをしなければいけない。
本番を前にして、強い不安を覚えている。
反証
1)「しっかりまとめられているな」と上司に言われた。
同僚に感想を聞いてみたところ、「わかりやすいと思った」と言われた。
以前にプレゼンをしたときは、すらすらとは話せなかったもののそれで批判されるようなことはなかった
2)不安なことは失敗する根拠にはならないし、まだ準備をする時間がある。
多少うまくいかないことがあっても、批判されると決まっているわけではない。
適応的思考
1)すらすらと言えず、つっかえてしまったところもあったが、しっかりまとめられていると褒められたし、同僚もわかりやすいと言ってくれた。
以前のプレゼンも似た状態だったが、特に批判されるようなこともなかった。
2)本番では外部の人にも見られるので、今現在強い不安を覚えているが、準備のための時間はまだある。
多少の失敗はあるかもしれないが、肩身が狭くなるような批判まで受けるというのは考えすぎかもしれない。
心の変化
1)落ち込み 60%
2)不安 40%