就活SST「初対面での心配り」

新聞読解「『朝起きられない』思春期の病」

以下記事の要約です。

「朝起きられない」「立ちくらみがする」。

思春期に多い起立性調節障害は中学生の約1割が発症し、不登校の原因にもなっているとされる。

適切な治療や生活改善方法について、紹介します。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 学生時代に休みが多いと思っていたクラスメイトが起立性調節障害だったのかも
  • 気づきにくいからもっと認知されると良い
  • 親や教師と連携する必要がある
  • 子供だけではわからない

今後は前向きに諦めることも必要かもしれませんね!

就活SST

前回は、話を整理するときに注意が必要となる”情報の階層”についてお話しました。

今回は、特に初対面で重要な”心配り”についてのお話です。

心配りの重要性

コミュニケーションにおいて、心配りは非常に重要です。

相手の立場に立ち、心情を考えて行動することができれば、自然と相手との距離は縮まります。

しかし、心配りをしろ、と言われても、具体的にどのようなことをすればいいのかは中々難しいものです。

そこで今日は、実践的な心配りのテクニックを紹介したいと思います。

基本は柔らかい表情と言葉

一番簡単にできて、一番効果の高い心配りは、柔らかい表情や言葉遣いを心掛けることです。

日本人には、思っていることがあっても中々それを言い出せない人が多く、また、仕事などで精神的に疲れていると、周囲に目を向け、他人を慮る気持ちが薄れがちです。

しかし、例えば混雑した場所で人にぶつかったときに、すぐにやわらかい表情と言葉で謝るようにするだけで空気は変わります。

自分の心に余裕がないと、中々心配りすることは難しいですが、人を思いやり、表情や言葉で表すことは、互いの距離を縮めるだけでなく、トラブルを回避する上でも重要です。

心配りを発揮する効果的なタイミングは「出会い頭」

相手に興味を持って観察し、気づいた点を口に出して伝える。

これが、コミュニケーションの基本であり、普段から意識して口に出す習慣を身に着けていなければ、心配りを自然に伝えることもできません。

特に心配りを効果的に伝えられるタイミングは、「出会い頭での一言」です。

ポイントは「共感」と「提案」

大事なことは、相手の気持ちを慮る「共感」と、具体的なアクションを示す「提案」を同時に言葉にすることです。

一方で、一目見ればわかることを確認するのは、野暮と言えます。

見たままのことを確認するのでなく、具体的なアクションを提案できるようになれば、相手からの印象はかなり変わってきます。

 

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