コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「自由な行動を妨げるスキーマ」
コミュニケーション「気になるニュース」
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 発車メロディーフルコーラス
- 吾妻鏡について
- トランプ大統領銃撃
- 東京都知事選振り返り
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、実際にアクションプランを建ててみる練習をしました。
今回は、自分の持つ”前提となる”考え、「スキーマ」について紹介します。
自由な行動を妨げるスキーマ
これまで、コラム法やアクションプランによって、特定の状況でネガティブな気持ちが浮かんだ時の対処について考えてきました。
様々な場面におけるコラムを作成していくと、だんだんと、自分が持ちやすい認知の歪みなどが見えてきます。
これは、どのような自動思考が浮かぶのかを決めているのが、自分の持つ”スキーマ”にあるからです。
スキーマとは、自分の中で当たり前、前提となっている思い込みです。
人は、たくさんの思い込みの中で生きています。
例えば、毎日お風呂に入るということが”当たり前”になっている人は多いでしょう。
しかし、国によっては湯舟が一般的でなくシャワーだけという文化もありますし、日本に住んでいても、毎日シャワーだけで済ませているという人は少なくないかもしれません。
このように、自分の中では当たり前であっても、すべての人間にとって共通のルールではない、ということは多くあります。
こういった自分にとって当たり前の思い込み(=スキーマ)のうち、自分自身にネガティブな影響を与える物を”不適応的スキーマ”と呼びます。
不適応的スキーマの例として、「自分は人から愛されない」というものがあります。
このスキーマを持つ人は、他者から好意的に接されると「何か裏があるに違いない」と考えてしまい、一方で冷たく接されると「ほらやっぱり」と感じるために、他者とのやり取りで落ち込んだり、不安に感じることが多くなってしまうのです。