コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「3つのコラム」
コミュニケーション「気になるニュース」
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 中国の台湾周辺で軍事演習は悲しい
- 地震が最近あってしっかり災害対策していきたいと思った
- サウンドオブフリーダムは見て欲しい
- 中央線のグリーン車が来年開始
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、コラム法の概要について説明しました。
今回は、コラム法の中で最初に行う、”3つのコラム”についてです。
3つのコラム
3つのコラムとは、第1のコラム「状況」、第2のコラム「気分」、第3のコラム「自動思考」のことです。
これらのコラムの目的は、第1、第2のコラムから、自動思考を見つけることにあります。
第1のコラム「状況」
第1のコラムには、気持ちが動揺したタイミングや、上手く対処ができなかったタイミングなど、今回コラム法を使って解決したいと考えている特定の状況を書き出します。
ここでのコツは、出来る限り具体的に記入することです。
5W1H(いつ・どこで・だれが・なぜ・なにを・どのように)のすべてを盛り込んだ内容にすることで、具体的な内容を作ることができます。
第2のコラム「気分」
第2のコラムには、第1のコラムで挙げた状況において、浮かんでいた気持ちや感情を書き出します。
この時、挙げるものは、必ず「1単語で表現できるもの」にしてください。
つまり、「落ち込み」「イライラ」などは入るものの、「嫌われている」「自分のせいだ」などの”思考”は入りません。
第3のコラム「自動思考」
第1のコラムで挙げた状況において、第2のコラムで挙げた気分・感情が浮かんできたのは、どのように考えたからでしょうか。
認知行動療法においては、気持ちは、何が起きたかではなく、どう考えたかによって変わる、と考えます。
そこで、気分から逆算することで、その場でどう考えたか、どのように受け止めたのかを探ることができます。