休日プログラム「落ち込みから抜ける行動」
休日プログラム
本日は、就労移行支援事業所 リスタートの休日開所日です。
今日の休日プログラムでは、落ち込みから抜けるための行動について考えていきます。
落ち込みから抜ける行動
行動で気持ちを変える
落ち込んでいるというのは、言い換えれば活動のためのエネルギーが無くなっている状態です。
そのため、仕事にも身が入らないですし、遊んだり、趣味をしたりといった行動をする意欲も減退してしまいます。
しかしその一方で、「友達に連れ出されて遊びに行ったら、思ったより楽しくて気が晴れた」なんて経験がある方もいるかもしれません。
これは、行動と気持ちが相互に関連しあっていることを意味しています。
人は、自分の意思で直接気持ちを変えることはできません。
落ち込んでいる時に、意識して楽しい気持ちを思い浮かべる、ということは不可能です。
しかし、『行動』に関しては自分の意思で変えることができるため、今と別の行動を選ぶことで、気持ちを変えていくことは可能なのです
楽しさと達成感を得るための行動をリストアップする
落ち込みから抜け出すために起こす行動は、2つの種類に分けられます。
1つは、”楽しさ”を感じられる行動です。
「好きな音楽を聴く」「友人と遊びに行く」「ひとりカラオケに行く」など、自分なりに楽しいと思える行動をリストアップしておくと良いでしょう。
もう1つは、”達成感”を感じられる行動です。
こちらでは、「机の掃除をする」「料理を作る」「PCのデータを整理する」など、自分が達成感を感じられると思う行動をリストアップしておきます。
リストアップしていく上で重要なのは、以下のようにバリエーションに富んだ行動を含めることです。
・効果は少ないが手軽にできる
・少々手間がかかるが効果が大きい
・1人でできる
・誰かとやる
リストを作っていると、「落ち込んでいるときに、こんなことができるわけがない!」と感じられるアイデアが出てくるかもしれません。
しかし、そのように感じられるほど、ここでは良いアイデアであるということができます。
落ち込んでいるときの気持ちと合わない行動であるからこそ、その行動をすることが落ち込みから抜け出すために役に立つのです。