新聞読解「貨幣代わり 経済力を象徴」

以下記事の要約です。
ヨーロッパの農地が広々としているのは、村が暮らしていくのにそれだけの畑の広さが必要だったということでもある。
一方、日本は江戸時代の村を見ても、隣村までの距離は近い。
利用者さんの意見
- 米の価値はやはり高い
- 貨幣を作った人は凄いと率直に思った
- 米には沢山の栄養素が含まれているとあらためて知った
- 日本人だからとの枠組みは現代では正しくはないと感じた
日本の歴史は常にお米と共にありますね!!
出張講座『トラウマとの向き合い方』
本日の午後は、心理相談室サウダージより、講師として室長の『前田 昭典』先生をお招きし、出張講座を開催していただきました。
講座の内容について、一部をご紹介します!

トラウマとは
トラウマとは、精神的衝撃を受ける心的外傷体験、またはその体験によって生じる心の傷のことです。
〇トラウマになる可能性のある出来事
災害、事故、性的被害、大きな事故、戦闘、虐待、DVなど
トラウマが原因で起きる病気・症状・問題
〈1〉PTSD(心的外傷後ストレス障害)
もっともよく知られているトラウマ後遺症。
トラウマとなるような出来事に遭ってから1か月以上経ってからも、以下の4つの症状が1か月以上続いている場合に診断される。
1.侵入症状
トラウマになった出来事が今起きたように生々しく思い出されてしまうフラッシュバック。再体験。悪夢。
2.回避症状
トラウマに関連する思考,感情,または記憶を回避する。また、トラウマ記憶を引き起こす活動、場所、会話、または人を回避する。
3.認知および気分の陰性変化(以下のうち2つ以上)
- トラウマに関する記憶障害(解離性健忘)。解離。感情鈍麻。感覚マヒ
- 自身、他者、または世界に関する持続的かつ過剰な否定的な信念または予想
- 自身または他者を責めることにつながる、心的外傷の原因または結果に関する持続的な歪んだ思考
- 持続的な陰性感情の状態(例:恐怖、戦慄、罪悪感、恥辱)
- 重要な活動における関心または参加の著明な減退
- 他者からの孤立感または疎遠感
- 陽性感情(例:幸福感、満足感、愛情)を経験できない状態の持続
4.覚醒度および反応性の変化(以下のうち2つ以上)
- 睡眠障害
- 易怒性または怒りの爆発
- 無謀または自己破壊的な行動
- 集中困難
- 強い驚愕反応
- 過覚醒、強い緊張感
注意ポイント
トラウマになる可能性のある出来事には、早期の適切な対応が望ましい
トラウマになるような出来事を体験した場合、急性ストレス障害(ASD)と呼ばれる時期(出来事から1か月以内)に適切な処置をできるだけ受けるべき。
それによって、その後、PTSDその他のトラウマ後遺症発症を抑えられたり、軽症化できる。
※トラウマの再上演
トラウマになったような危険を避けられず、むしろ自分から無意識に危険に近づいていってしまい、同じようなトラウマ被害をまた受けてしまうことがある 。適切なトラウマ治療を受けないと、同じような危険を繰り返すことになりやすい。
〈2〉CPTSD(複雑性PTSD)
複雑性PTSDは、慢性的で繰り返されるトラウマが原因で起こる。
PTSDの診断基準に加えて、自己組織化の障害(DSO)と呼ばれる情動調節障害(感情のコントロールができない)、否定的自己概念(自己評価が低い)、対人関係障害が、診断基準となる。
複雑性PTSDの症状(PTSDの症状に加えて)
- 恐怖、不安、怒りなどの強い感情
- 自己評価の低下
- 対人関係の困難
- 自己認識の歪み
- 無力感、孤立感
〈3〉トラウマが原因で起きる症状や問題は、PTSD・複雑性PTSDだけではない
・第4の発達障害
発達障害と同じような症状などが見られたり、実際に発達障害と診断されている場合でも、実はトラウマが原因だということもある。
(対人コミュニケーションがうまくいかない。落ち着いていられない。仕事や勉強に集中できない。本来の能力を発揮できない)
こういう状態を精神科医の杉山登志郎さんは、「第4の発達障害」と呼んだ。
- トラウマは自殺企図、自傷行為、危険行為、依存症の原因となりやすい
- うつ症状、睡眠障害、境界性パーソナリティー障害、摂食障害などの原因にもなりやすい
- 身体的な問題が見つからないのに、身体症状がよく起きる場合も、トラウマその他の心因性の原因が疑われる
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