新聞読解「騒音や人混み回避の専用室 カームダウンスペース」

以下、記事の要約です。
光や音などの刺激や人混みが原因で体調不良やパニックになる人がいる。
こうした人たちのために一時的な避難場所となる「カームダウンスペース」が空港などの公共施設や企業、学校で広がり始めている。
利用者さんの意見
- 海外では既に導入が進んでおり、名称が国によって異なることもある
- チームで意見交換したところ、初めて知ったという方が多かった
- 覚過敏の方が落ち着ける場所が普及するのは良いことだと思った
- カームダウンスペースの形状が閉所恐怖症の人も安心できるよう工夫されていた
パニックに陥った時に避難できる場所があるという安心感を、社会として用意していくことが大切ですね。
出張講座『ストレスとの上手な付き合い方』
本日の午後は、講師として新宿しろくまカウンセリングより、臨床心理士・産業カウンセラーの『田邉 悠太』先生をお招きし、出張講座を開催していただきました。
講座の内容について、一部をご紹介します!

ストレスに対して意図的に対処する
22.9%
これは、メンタルヘルスに関わるある数字なのですが、何を意味するかご存じでしょうか。
実はこれは、精神障害の生涯有病率です。
では、メンタルダウンする人としない人では、何が違うのでしょうか?
それは、ストレスに対して、適切に対処することができているかどうかであると言われています。
今回の講座で扱う「コーピング」とは、ストレスに対して意図的に対処することを意味します。
「コーピング」を学ぶことで、ストレスがあってもうまく対処しながら人生を進めていけるようになりましょう!
「ストレス」ってなんだろう?
そもそも、「ストレス」とは何を意味する言葉なのでしょうか?
言葉の意味としては、外部から力が加えられた時に生じる物体のゆがみを表す用語です。
では、みなさんはどんなことに「ストレス」を感じるでしょうか?
例えば・・・部屋が暑い、異動、大雨、満員電車、眠れない、疲労感、胃痛・・・などなど。
実はこれらは、「ストレッサー」と「ストレス反応」に分けることができます。
ストレッサーとはストレスのきっかけとなる出来事。
そしてストレス反応というのは、その結果生じる心身の反応です。
ストレッサーになってしまうのは、実は悪い事柄だけではありません。
例えば昇進や結婚など、ポジティブなできごとであっても、不安や緊張、疲労など、ストレス反応が出てしまうこともあるのです。
また、ひとつひとつは小さなストレッサーであったとしても、それが積み重なることで大きなストレスがかかってしまうことがある、ということにも注意が必要です。
ストレッサーと比較して、自分で気が付きやすいのはストレス反応のほうです。
イライラや憂うつ、不安といった気分への影響や、頭痛やだるさ、めまいといった体への影響。
注意力、思考力の低下などといった認知機能への影響、人と会うのがおっくうになるなどの行動への影響など。
ストレス反応にも様々なものがありますが、自分に出やすいストレス反応を知っておくことで、ストレスに気づきやすくなります。
コーピングってなんだろう?
コーピングというのは、そのまま言葉の意味を説明すれば"対処"のことです。
同じ状況(ストレッサー)であっても、それに対してどのようなコーピングを行ったかによって、その後生じる反応は大きく異なります。
ストレスコーピングとは、ストレスに対して自分で行う意図的な対処のプロセスのこと。(©️:洗足ストレスコーピング・サポートオフィス)
言い換えれば、ストレスにさらされた自分を助けるために行う、自分助けの行動です。
コーピングには、原因にはたらきかける、感情にはたらきかける、身体にはたらきかける、見方を変える、気晴らしする、ひらおきなおる・・・などなど、様々な方法があります。
ストレスに強くなるためには、特定のコーピングばかりを使うのではなく、レパートリー豊かなコーピングを柔軟に使い分けることが重要です。
例えば、飲酒はストレスコーピングの1つにはなり得ますが、ストレスがかかるたびに飲酒をしていると、お金もかかりますし、身体を壊すことにってしまうかもしれません。
それよりも、様々なコーピングを用意しておいて、場面に合わせて使い分けることが望ましいといえるでしょう。
特にコーピングとして望ましいのは、試してみた結果効果があったもので、できるだけコストがかからないものです。
ここで言うコストとは、お金がかからないというだけではなく、健康に悪影響を及ぼさないこと、人に迷惑をかけないこと、時間がかからないこと、あとで自分が後悔しないこと、などの意味も含みます。
日常の中でできる、「Myコーピング」を見つけていきましょう。
コーピングリストを作る
コーピングリストを作るときのポイントは、以下の通りです。
・質より量
・1つのコーピングを小分けにする
・種類豊かに案出する
例えば、「相談する」というコーピングであれば、
誰に相談するのか?どうやって相談するのか?会って相談するとすればどこで会うのか?
など、分けて考えてみると良いでしょう。
コーピングリストは、作ったら終わりというわけではありません。
スマホのメモ帳に入れておくなど、いつでも見られるようにしておくことをおすすめします。
ストレスを感じる場面に出会ったら、実際にリストの中から合いそうなコーピングを試してみてください。
試したコーピングは、効果があったか、どのように効果的だったかなど評価してみると良いでしょう。
そして、効果が薄いものは入れ替えてみたり、より効果がありそうなやり方に変えてみるなどして、自分にあったコーピングリストへとブラッシュアップをしていきましょう。
まずは気軽に相談してみてくださいね!メールフォーム・LINE・電話のどれでも対応してます!
