認知行動療法講座
前回は、新規の体験の方が多く来ていただいていたので、改めてここまでの振り返りを行いました。
今回は、前々回の続きとして、コラム法の説明に入ります。

コラム法の概要
認知行動療法は、まず認知を見直して行動を起こすためのハードルを下げ、次に実際に行動することで考え方を変えていく、という流れで進んでいきます。
コラム法は、前半に当たる"認知の見直し"にあたり、行動の邪魔をする悲観的な考えを現実的なものに修正していくものです。
ストレスが溜まっていると1つの考え方に囚われてしまい、気持ちを楽にしたり、効果的な解決法を見つけたりすることができなくなってしまいます。
そのような時には、マイナス思考の悪循環を断ち切る必要があるのですが、単にプラス思考をすればいいのかというと、そうではありません。
例えば、掃除ができずに自分を責めてしまっている時に、「少々汚れていたほうが目立たなくてかえって良い」と考えてみようとして、上手くいくでしょうか。
元々の考え方の方が自然に感じて、なかなか受け入れられないのではないかと思います。
そこで、コラム法では、「客観的事実に基づいた」「思い込みに縛られない、柔軟な」考えを目指します。
7つのコラム
リスタートでは、主に"7つのコラム"と呼ばれる方法を使っています。
これは、以下の7つのコラム(枠)に分けて分類していく、というものです。
第1のコラム:その場の状況
第2のコラム:そのときの気分や感情
第3のコラム:瞬間的に浮かんでいた考え(自動思考)
第4のコラム:自動思考を裏付ける事実(根拠)
第5のコラム:自動思考と矛盾する事実(反証)
第6のコラム:視野を広げたバランスのよい別の考え(適応的思考)
第7のコラム:考えを変えた後の気分の変化
次回以降のプログラムで、これらの内容について説明していきます。