障害者総合支援法改訂の4つのポイント①

改正障害者総合支援法などが、25日の参議院本会議で可決・成立

とニュース等で報じられていますが、障害者総合支援法とはどのようなものなのでしょうか?

少し堅苦しいですが、勉強してみましょう。

第2回 教えて!リス太くん

 

こんにちは!初めての人は初めまして!今回は、最近改訂された障害者総合支援法についての話だよ。

大きく4つのポイントに分けてみたんだけど、すべて話すと長くなってしまうので、今日は1つめのポイントについて勉強しよう!

障害者総合支援法とは・・・?

障害者総合支援法とは、障害者自立支援法に対して指摘されていた様々な問題に対して修正と解消を行った法律で、平成25年に施行されました。

障害者総合支援法は、その名の通り「障害者の人格と個性を尊重し自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう総合的に支援する」目的で定められました。

法律の題名は障害者総合支援法に変更されましたが、法律の基本的な構造は障害者自立支援法と同じです。

では、何が変わったのでしょうか?

 

目的が改正されたんだ!

それじゃあ、ここで最初のポイントだよ!

ポイント1:もともとの障害者自立支援法とは?

障害者自立支援法・・・

障害者及び障害児が「自立した」日常生活又は社会生活を営むことができるよう、必要な障害福祉サービスに係る給付その他の支援を行い、障害者及び障害児の福祉の増進を図るとともに、障害の有無にかかわらず国民が相互に人格と個性を尊重し安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することが目的とされていました。

新しい障害者総合支援法では・・・

「自立した」の代わりに「基本的人権を享有する個人としての尊厳にふさわしい」と明記されています。

また、障害福祉サービスに係る給付に加え、地域生活支援事業による支援を明記し、それらの支援を総合的に行うこととする、とされています。

 

 

「自立する」という目的から、「個人としての尊厳にふさわしい生活を送ることができる」という目的に変わっているんだね。

そして、「障害福祉サービスに係る給付その他の支援」という表現になっていたところに、「地域生活支援事業」が加わって、「総合的な支援」を行うと明記されるようになったんだ。

 

と言っても、どういうことだかまだわかりづらいよね?

それじゃあ明日は、2つめのポイント、新たに創設された基本理念について見ていこう!

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