素晴らしき新世界!
今日、7月28日は「なにわの日」!
リス太くんMEMOによると・・・
大阪市浪速区が「未来わがまちビジョン」に基づき、浪速区がもつ多彩な
魅力の再発見とその認知度を高めるため、平成19 年度に制定したよ。
この日は浪速区の様々な場所で、市民・商店街・企業・NPO などが
イベントを行っているんだ!
そこで・・・
今日はぼくの大好きな串カツのお話しをしちゃうよ~!
関東から北の地域で串カツといえば 串に豚肉とたまねぎが
交互に突き刺さっている フライのこと・・・
野菜やえびなどを 揚げたものは串揚げと呼ばれる
肉屋さんで売られ 外食メニューというよりは
家庭のオカズイメージですね
一方 大阪では 肉はもちろん 野菜や海鮮など多種多様な
食材を揚げたものを 串カツと呼ぶ
中には オムライス・たこ焼き 果てはケーキやおはぎまで
揚げてしまう串カツ屋も・・・
関西の串カツと関東の串揚げは いったいどう違う・・
大阪風の串カツ店は 兵庫から愛知にかけて分布しているが
本家本元はやはり串カツ発祥の地大阪
中でも 新世界のジャンジャン横丁は 串カツ店が軒を連ねる
串カツ密集地帯!
串カツは昭和初期、大阪市浪速区新世界の、カウンター形式の店が発祥の地と言われています。
大阪の串カツは、東京の”串揚げ”や名古屋の”味噌カツ”のようにひと串が大きくなく、
牛肉や魚介類、野菜などの具材は小ぶりに切られていて、一口で食べるスタイルが一般的で
カウンターの上にソースの入ったパットが置かれていてそのソースの中に熱々の串カツを入れて
食べるんです。
「二度付け禁止!」
大阪の串カツといえば、この言葉は有名なのではないでしょうか。
なぜ、「二度付け禁止」かというと・・・・
ソースはお客さん同士が共用するため、衛生面の理由から、
「一度口を付けた串は二度付けしない!」という暗黙のルールができたそうです。
ソースは、ドロッと濃厚なとんかつソースではなく、
サラッと薄めのウスターソースだそう。
衣もちょっと違っていて、
東京で見る「串揚げ」や、名古屋の「味噌カツ」などのカツと比べ、
パン粉がとても細かいのが特徴です。
これは当初、数を捌くために、多くの店が溶き玉子と小麦粉の衣の代わりに、
業務用の「バッター粉」を使って衣つけを効率化したことが原点にあると言われています。
通常の串カツなどは小麦粉を薄くまぶし、卵をといて水を入れて薄めたものにくぐらせ、
パン粉をしっかりつけてなじませ、油で揚げますが卵・小麦粉・牛乳を混ぜ合わせた物に
具材をくぐらせて油であげる方法を使っているそうです。
一口サイズの串カツなので、仕込みの量も多く大変ですよね。
衣はお店にもよりますが、元々は若干厚めだそうです。
これは新世界界隈の、肉体労働者や日雇い労働者達の
お腹をしっかり満たすためだったと言われています。
串カツに欠かせないキャベツの切り方にも秘密が!!!
キャベツは千切りではなく、大抵ざく切り。
揚げ物による胃もたれを防ぐ、という役割はもちろんですが、
「二度付け禁止」のソースをどうしても追加で浸けたい時にこのキャベツを使い、
ソースを容器からすくってカツにかけるという裏技があるんだそう。
関西へ行ったら一度はお試しを!