8月24日 なんで口論になってしまったの?

読解

【映像で作業「見える化」 VR使い塗装技術向上】

 

今日の記事は、相次いでIT(情報技術)やVR(仮想現実)の活用に

取り組んでいる造船業界についてです。

 

その記事の中で具体的に紹介されたのは、

 

現場に設置したカメラや従業員の持つスマートフォンを使って動きなどを確認し、

機械や工具の位置、作業手順などを見直すことで作業時間を最大4割削減する三井造船

 

大型スクリーンと3D眼鏡、スプレーガンを使い、スクリーン上に船体のVR画面を映し出して

塗装作業の練習をすることで塗装工の技術力向上を狙う常石造船

 

スマホやタブレットのカメラに配管を映すだけで、その配管の取り付け位置や手順などがわかり、

確認時間を従来の10分の1程度にまで短縮させる富士通

の3つでした。

円高や新興国景気の減速などで苦境に立っている造船業界ですが、

これらのような改革によって2025年には作業員1人あたりの

船舶建造量で14年比5割増の250総トンに増やす目標を掲げています。

 

この記事に対して、

 

「4割も軽減されたり、時間が1/10になるということは、かなり無駄な作業が多かったのではないか」

「高い人件費を、作業効率を高めることで削減できている」

 

などの意見が出ましたが、三井造船で使われている技術に関しては、

 

「効率を重視しすぎても作業員の負担になるのではないか」

「常に管理されるのは労働者の精神によくないのではないか」

 

などの否定的な意見も目立ちました。

 

1日や2日、作業員の行動を見て以降の作業の効率化を図るような使い方であれば

反発もそれほど出ないでしょうが、

もしも常に行動を監視されるようになればおいそれと休憩をとることもできなくなり、

作業員に大きな負担を強いるかもしれません。

 

使い方を間違えず、現場で働く人々の助けになるような形で

技術導入が進んでいくといいですね!

SST

「言葉づかい」は「心づかい」Part3

小さなことでも「言葉で表現」しよう!

今回取り上げたのは、こんな場面です。

Aさんは土曜日に母親から買い物に行こうと誘われました。

あいにくその日は、外出の予定が入っていたため、一緒に行けないと伝えました。

すると、母親は「しょうがないなー」と言ったので、買い物には行かないものだと思い込み、

翌日の日曜日にも友達と会う約束をしました。

ところが、日曜日、朝一番に母親にこう言われました。

「あんた、昨日は用事があって買い物には行けなかったけど、今日なら大丈夫なんでしょ」

Aさんは「昨日お母さん、『しょうがないなー』って言ったから、買い物はあきらめたと思って

今日も友達と会う約束入れちゃったよ」と口論になってしまいました。

 

なぜ口論になってしまったのでしょうか?

・友達との約束を優先したから母親が起こってしまった

・お互いの意思疎通ができていなかったから

 

では、どうすれば口論をさけることができたと思いますか?

・お母さんが「日曜は行けるのか?」と確認すべきだった

・自分から必要なことは言うべき

 

ここでのポイントは確認ですね!

「友達との約束を優先してしまった」というよりは、

お互いに「日曜なら行けると思った」、「もうあきらめた思った」と、

思い込んでしまったたことがこの口論の原因ですね。

つまり、確認の言葉が足りなかったわけです。

 

 

では、なんて言葉が足りなかった?

先ほどにも出ましたが、

・「日曜は大丈夫なのか?」と聞くべきだった

 

では、曖昧な返事をしたお母さんが一方的に悪かったのでしょうか?

Aさんも、お互いが理解し合えるようにもう少し言葉を付け足せたらよかったですね!

「○曜日なら空いてるよ」とか。

お互いが「わかるだろう」、「通じているだろう」と思い込んでしまったのがいけなかったですね。

家族や身近な存在に対して、私たちは「油断」しやすいものです。

 

→コミュニケーションにおける「油断」とは、

「相手や状況のことを軽く見て、わかってもらおうという力を注がない態度」の

ことです。

 

「察してください」、「言わずもがな」という状況になっていませんか?

こうした「察し型」のコミュニケーションではこのような行き違いが生まれやすいのです。

察し型

◎真実とは言外にあり

◎行間を読め

表現型

◎真実とは表現されて初めて真実となる

◎表現されない真実は真実とは言わない

 

日本人は察し型ですが・・・

それでも、ひとりひとり感じ方や考え方は違ってきます。

そのため、会話をおろそかにすると、誤解が生じてしまいかねません。

POINT!

感じ方、考え方の違いがあるからこそ「言葉」による表現が重要!

身近な人に対しても「わかってくれる」と油断しない!

少しでも疑問があれば解決するようにしましょう!

これは仕事においてはとても重要です!

また、感謝の気持ちなど、ちょっとしたことでも口にするよう

心がけましょう!

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