10月28日 利用者さんの発表!

 

教養講座

就労以降支援事業所リスタートでは、利用者さんに自分の課題を発表してもらう時間を作っています。

そんな今日は、

NHKの受信料について

以前、読解の時間に読んだNHKの受信料について、資料を集め、まとめてくれました!

前回の発表はコチラ

パソコンの仕組みと高速化について

 

NHKとは・・・?

NHKとは、全国にあまねく放送を普及させ、豊かで良い番組による放送を行うことなどを目的として、

放送法の規定により設立された法人です。

1925年(大正14年)にNHKの前身である、社団法人東京放送局が日本初となる放送を開始しました。(この時はラジオでした)

1950年(昭和25年)、受信料を財源としたNHKが発足。広告収入を財源とする民放との併存体制を開始しました。

 

平成27年度、NHKの事業収入の96.5パーセントを受信料が占めています。

 

NHK(公共放送)と民放との違いは・・・?

民放放送:営利を目的として行う放送

国営放送:国家の強い管理下で行う放送(アメリカ・フランスなど)

公共放送:営利を目的とせず、国家の統制からも自立して、公共の福祉のために行う放送

 

公共の福祉のために行う放送って・・・?

正確な報道や豊かで多彩なコンテンツを全国で受信できるような放送。

災害報道や社会番組、教育番組など、国民の命と暮らしを守る放送のことです。

また、ニュースや報道番組ではスポンサーの意向に左右されずに行うことができるので、

公共放送は必要だ、とNHKは主張します。

 

つまり・・・

受信料を財源とすることで、国や特定のスポンサーなどの影響にとらわれずに

国民全体の暮らしに役立つ番組作りができる。

なぜ受信料を支払わなけばならないの・・・?

放送法第64条第1項

「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、

協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。

ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送若しくは

多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、

この限りではない。」

 

こういった法律があるのですが・・・

この法律で受信料を支払わなけばならないことになるのでしょうか?

 

→一般論として、契約自由の原則があります。

契約自由の原則とは・・・

契約は意志によって成立する。

例えば、売り手と買い手の意見が合致した瞬間に契約は成立する、ということです。

そのため、受信料を支払いしていない人の多くは、

この契約が成立していない、ということで支払いを拒否しています。

しかし・・・

NHKの主張としては、放送法で法に「契約しなければならない」とある以上、

受信設備があるのならば契約は成立する、とのことです。

 

現状は・・・?

平成27年度の推計世帯支払い率は76.7パーセントで、昨年より1パーセント増加しました。

 

また、海外での公共放送(または国営放送)の仕組みについても解説してくれました。

イギリスのBBCテレビは、受信料は強制徴収だそうです。

そのため、支払い率は98パーセント!

 

では、受信設備はどこまでのことをいうの・・・?

・ワンセグ付の携帯電話しかなくても、支払いをしなくてはいけないの?

平成28年 8月26日埼玉地裁において、

ワンセグ携帯だけでは、「文理解釈上、無理がある」

→支払わなくていい

という結果になりました。

 

最後に今後の課題として・・・

・それでは、いままでワンセグ携帯だけで支払いをしていた人はどうするのか?

・今後、PCやインターネット配信についてはどのような動きをとるのか?

・また、NHKに不満を持つ国民にはどうアプローチするのか?

→学校などの教育機関でNHK(公共放送)について学ぶ機械を設けていく必要も。

 

 

みんなが疑問に思っていることをわかりやすくまとめてくれました!

どーもくんや、うさじいなどNHKのキャラクターの紹介も!笑

 

今まであまり納得のいかなかったが、NHKの事情もわかって納得した、との声も。

資料も完結にまとめてあり、とても見やすいものでした!

すばらしい発表、ありがとうございました!

 

 

読解

将棋界乱す「ソフト指し」

本日の記事は、将棋界でコンピューターの将棋ソフトが選ぶ一手をカンニングして対局を進める「ソフト指し」が問題化しているという記事です。

 

アマチュアの愛好家が集うオンライン対局サイトではソフト指しを認定された除名者はなんと千人を超えるようです。

その背景にはソフトがプロ棋士のトップレベルまで急速に進化したことがあり、プロの対局でも不正使用疑惑が指摘されています。

 

「将棋倶楽部24」の久米宏社長によると、ソフト指しが目立ち始めたのは2007年ごろからで、サイト上の実力上位者に名をつらねるため「『不正をしてでも勝ちたい』という人が後を絶たず、これまでに千人以上除名した」とのことです。

 

不正行為の根拠とするのがソフトとユーザーの指し手の「一致率」というもので、常時3〜4人のボランティアがユーザーの指し手の記録「棋譜」に目を光らせ、一致率の分析を進めています。

 

すべての指し手が一致する確率は、10億対局に1局以下で8〜9割が一致すれば疑いは強まります。

 

一致率の高さなどを総合的に判断し、除名を決めているそうです。

 

不正が横行する背景にはソフトの急速なレベル向上があり、プロとソフトが対戦する電王戦では最近、実力者が相次いで敗れるなど、プロ側の苦戦が続いています。

 

ソフトの実力を競う「世界コンピューター将棋選手権」毎年行われるなど開発競争も進んでいて「ソフトの実力は人が届かない高みに達している」と指摘する教授も。

 

この記事を読んで

・将棋で負けるとすごく悔しい気持ちになるので「不正をしてでも勝ちたい」というのがあるのかな

・若いコピペ世代の安易な考えの延長線なのではないか

・プロではないアマチュアなので勝利にこだわり簡単に不正してしまうのか

・やっぱり人間同士の熱い戦いを見たい。

 

やはりコンピューターにはない心理の駆け引きというのが将棋の魅力ですよね。

人間が作ったものに人間が勝てなくなってしまう時代になったことが少し悲しく思います。

 

昨日の活動 ~運動編~

昨日のブログでは紹介できませんでしたが、ハロウィンパーティの前に

公園でサッカーをして体を動かしました!

その時の様子をちょっとだけご紹介!

サッカー好きな利用者が多くてとても盛り上がりました!

次回は戸山公園など、もっと広いところでやりたいですね!

10月28日 利用者さんの発表!” に対して2件のコメントがあります。

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