12月5日 無人島に3つ持っていくなら
読解
日本語の壁 企業が壊そう
日本企業のグローバル化が必要――
3年前、メールシステムを開発するある企業は「日本語が話せなくても外国人を雇うぞ」と決断しました。
ITベンチャーの老舗ながら優秀な技術者が足りないのが悩みでした。
そこでインドネシアでインターンを募ると、300人の応募があり、
そのうち10人を日本に招いて、3人を採用しました。
効果は絶大で、「日本人なら3か月かかる仕事を1週間でこなす」とのこと。
今では、従業員120人の1割以上が外国人。
周りの日本人も英語を猛勉強し、今では社内公用語は英語になっています。
「言葉や文化の違いにこだわらず、才能のある外国人は受け入れたほうがいい」
しかし、こうしたケースは例外中の例外のようで、
ほとんどの日本企業が日本語を話せない外国人の採用を尻込みするのが現実のよう。
日本語の能力を問わず優秀な外国人を生かすことが企業に変化をもたらします。
「内なるグローバル化」のチャンスは目の前に広がっています。
・東南アジア諸国に日本は追いつかれてる?追い越されている?
→日本の教育水準を上げていかなきゃ。
・サービス業だったら日本語を話せてほしいな。
・日本人は英語に抵抗がある。(国民性、歴史、地理的にも)
・学校の英語教育自体遅れている。
・他の日本人が英語を勉強しようと頑張れるのはいいこと。
・英語が話せる日本人は海外に出ていてしまうから、日本は人材を確保する努力をしなくては。
・日本人も英語を話せるようになるべき。
グローバル化が進む今、徐々に世界のスタンダードに
合わせなくてはならないかもしれませんね。
ワークショップ
前回までは火曜日に行っていたワークショップですが、
今月から月曜に移動&リニューアルすることになりました!
新しいワークショップは、グループディスカッションの訓練です!
以前やっていたワークショップに関しては、SSTの時間に続きをやっていきます。
ワークショップの進め方
今回は、利用者さんに2つのグループに分かれてもらいました。
まずは5分間で、自分の意見を考えます。
それから30分間で、グループ内でディスカッションを行います。
最後には発表してもらうので、ここではグループで1つの答えを作ってもらいます。
時間内に答えに辿り着かないといけないので、しっかりと時間を管理することも必要です。
30分経ったら、それぞれのグループの代表に発表してもらいます。
発表時間は2分間。この時間でちょうどよく発表できるように準備も先にしておかなければいけません。
今日のテーマ
第一回となる今日のテーマは・・・
無人島に3つ持っていくとしたら何を持っていく?
王道なテーマですが、自分1人の答えではなく、全員で1つの答えを出すので、
問題自体のすり合わせをしなければいけないのがこのテーマのキモです。
“無人島に持っていく”というだけで、そこでバカンスを楽しむのか、助けが来るまで生き延びるのか、自分の手で脱出するのかなどの目的は設定されていません。
そのため、”無人島で何をするのか”という前提、目的から決めて行く必要があります。
利用者さんの回答
Aチーム
目的:サバイバルツアー
持っていく3つ
・ナイフ
・釣り竿
・飲み水
Aチームは遭難等ではなく、サバイバルを体験できるツアーという前提で考えてくれました。
食料などは現地調達でサバイバルを楽しみつつ、飲むための水はしっかり用意されているので安心ですね。
Bチーム
目的:救助を待つ
持っていく3つ
・薬
・水
・食料
こちらは、ツアーなどで取り残され、救助が来るまで生き延びるという前提で考えてくれました。
体力を温存するために食料も水も用意しておき、ひたすら耐え忍ぶ構えですね。
みなさんそれぞれ、常備薬が生活に必要なため、外せないものとして薬も3つの中に入りました。