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就労移行支援事業所リスタートの教えて!リス太くんシリーズ

前回までの記事はこちら

第125回 教えて!リス太くん

 

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DVは発見が難しくて、長期間繰り返されることで深刻なダメージになることも少なくないんだ。

今日の記事では、このDVというものがどういうものなのかまとめるよ

 

 

 

DVとは

DVとは、「ドメスティック・バイオレンス」の略です。

直訳すれば、「domestic(家庭内)」「violence(暴力)」となりますが、定義は少し曖昧で、夫から妻、妻から夫などの配偶者からの暴力の他、

親から子、子から親、兄弟間などの家庭内で起こる暴力全般や、婚姻に関わらず恋人間での暴力を指す場合もあります。

暴力をふるうのは主に男性であるパターンが多く、女性が被害者になることがほとんどではありますが、

近年は女性から男性へのDVも増加傾向にあります。

家庭内という言葉の通り、多くの場合、暴力は家庭という私的な生活の場で起こります。

そのため、他人に見つかりにくく、見つからないまま長期間繰返し行われることによって、

被害者に強い恐怖や不安を与えることになります。

2001年に「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(通称:DV防止法)」が施行されました。

DVの被害者が裁判所に保護命令を申し立て、加害者には1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる、といった内容になっています。

 

 

暴力を振るう表面的な原因としては、「ストレス」、「怒り」、「酒」、「相手の言動」などがあるかもしれません。

しかし、DVの根本的な理由としては、「劣等感」を持っていることや、捨てられるのではないかといった「不安」が元になっていることが多いそうです。

そのため、DVが起きるのは一部の特別な家庭、特別な人々の間だけ、というわけではありません。

学歴や職業、社会的地位、年収などに関係せず、どのような層でも起きている問題だと言われています。

 

 

暴力は繰り返されるうちに、だんだんエスカレートするという傾向があります。

この場合の暴力とは、殴る蹴るなどの身体的なものだけではありません。

暴言や脅迫などの精神的暴力を始めとして、性的・経済的・社会的な暴力もDVに含まれます。

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DVの被害を受けた際には、深刻化を防ぐため、早期に対応することが大切です。

DVは身体的にも、精神的にも大きな影響を及ぼしてしまいます。

身体の傷ではなく、心の傷がトラウマとなり、PTSDに悩まされている方も多くいます。

他にも、頭痛や背部痛などの慢性疼痛、食欲不振、体重減少、免疫低下などの症状や、

うつ病などの精神健康被害も多く、シェルターに逃げてきた被害者に対して調査を行ったところ、

4割から6割の被害者にうつ病、3割から8割の被害者にPTSDが見られたとの報告もあります。

特に妊娠中のDV被害は、早産、胎児仮死、出産時低体重など多くの悪影響に繋がります。

 

 

さらに、DVを目の当たりにさせられていた子どもへも深刻な影響を与えます。

親から子への暴力のみならず、幼い頃から抑圧された環境で育ったことにより対人関係を築くのが難しくなったり、

自身が親となった際に、DVの加害者、あるいは被害者となってしまうケースも多々見られます。

 

ある研究では、父から母へのDVを、目の当たりにしてきた子どもに

・父親への憎悪、恐れ
・性格、情緒の歪み
・不登校
・嘔吐、泣く、チック症状
・ノイローゼ、自殺企図
・無気力、無感動
・自身が暴力を振るうようになる

などといった症状が見られたそうです。