12月14日 やってみよう!こんな「気遣い」

読解

 

外国人労働者 まず介護から

 

外国人労働者の受け入れを拡大するための法律がついこの間成立しました。

留学生や実習生として日本に入国した外国人を介護専門職に育成し、就職に繋げていきます。

来年度中に施行する予定です。国内のでの外国人材育成を重視する新たな仕組みで、

受け入れの大幅増を目指します。

日本の介護福祉士の資格を取得した外国人を対象に、介護の在留資格を認めます。

外国人技能実習適性実施法は、実習期間を最長3年から5年に延ばし、

長時間労働などを防ぐために受入れ団体・企業を監督する機構を新設します。

これとともに、技能実習の対象に介護を加える省令改正をします。

外国人が実習中に国家資格を取れば、実習後に介護の在留資格で就職できるという制度も考えています。

これまでは、経済連携協定の枠組みのみに限って受け入れをしてきましたが(インドネシア・フィリピン・ベトナムの3か国)、

滞在期間を限定していること、現地の資格や日本語能力が条件などと非常にハードルが高いものとなっています。

しかし、.厚生労働省の推計によると2025年に国内では約38万人介護職員が不足するとのこと。

そこで、介護職員の不足を補うため、今回、3か国以外の留学生も対象にしました。

日本は少子高齢化で生産年齢人口は減少の一方、外国人労働者は有力な選択肢になります。

そのため、経営者や技術者などの高度人材では最短1年の滞在で永住権を認め、

介護を含めた人手不足産業では、受け入れ拡大を考えています。

 

この記事を読んで、

・38万人も介護職員が不足してしまうなんて・・・。

・外国人を受け入れること、今の日本の重要な課題。

・何らかの解決策を考えざるを得ない状況。やること自体はいいんじゃないか。

・20年には東京五輪もあるし、外国人をどんどん受け入れていくのはいいこと。

・日本語取得は難しいのでは?地方に行けば方言もあるし。それに介護という分野の難しさもある。

・島国だからという理由で外国人受け入れを制限すべき時代ではない。

・しかし制度は必要!自由すぎるのはよくない。

 

などなどたくさんの意見がでました。

38万人も介護職員が足りなくなってしまったら大変ですよね。

この数を少しでも減らせるように対応・対策をしてほしいものです。

 

SST

これまでのSSTの内容はコチラ

 

相手への気遣い③

 

これまでの旧ワークショッププログラムで、人を気遣う必要性や、気遣いとして工夫していることについて考えてもらいました。

今回は、他の人が気遣いで気を付けていることについて良いと思ったものや、自分もやってみようと思うものを選んでもらい、

その理由についても聞かせてもらいました。

その一部を紹介したいと思います。

 

 

・相手との距離感を考えて自発的コミュニケーションを行う

→人に話しかけるのは勇気がいるので、その最初の役目を自分がするのは良い

 

・固くない表情、適度な相づち

→表情や簡単なリアクション一つで、言葉を尽くしても得られないほどの効果がある。

→どんなに口では気遣っているようでも、表情が暗かったり無かったりすると疑ってしまう

 

・なにげない行動をフィードバックしてもらえた

→ちゃんと見てもらえていたということがわかると嬉しい

→自分のしたことが人にどう思われているか不安な気持ちが解消される

 

・否定する時には「確かにそうだよね」などとクッションを置く

→頭から否定して結論だけ出してしまうと全否定されたかのように感じてしまう

→一度相手の意見を受け止めた上で反論すれば受け入れやすくなる

 

・相手の話題に興味を持つ

→興味ないからといってそこで会話を切り上げてはコミュニケーションも途切れてしまう

→知らないことでも聞いてあげたり、知っていることと関連付けて話すようにしたい

 

 

また、新しく自分のやっている気遣いの工夫を募集したところ、

・散らばっているものを元の場所に戻すなど、ちょっとした片づけをする

・仕事の場などで何かを提出する際には必ず事前にチェックする

・電車を降りる時や道ですれ違う時など、相手を優先して自分を後に回す

などの意見を出してもらえました。

 

 

「相手のことを大切に思っている」というメッセージを伝えることは、良好な人間関係を築く上で大切です。

例えそれが本心でなくとも、気遣いがなかれば良いコミュニケーションは成り立ちません。

自分がしてもらってうれしかったこと、他の人がやっていて感心したことなども取り入れて、

無理のない気遣いができるようになりましょう。

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