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就労移行支援事業所リスタートの教えて!リス太くんシリーズ

前回までの記事はこちら

第130回 教えて!リス太くん

 

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昨日紹介した7つの栄養素の他にも、

トリプトファンやGABAと呼ばれる成分は、睡眠と深い関わりがあるんだ。

 

 

トリプトファン

 

イライラや不安によって眠れない場合には、カルシウムや前回の記事にも出てきたマグネシウムの不足が原因として考えられますが、

特に精神的な不安によって寝付けないという場合には、「トリプトファン」の不足が原因となっている可能性があります。

メラトニン、セロトニンといった睡眠ホルモンを分泌するのに重要な役割を持つのがトリプトファンです。

セロトニンには、寝つきを良くしたり、興奮や不快感を鎮めたりする効果があり、安眠を得るためには重要な成分です。

セロトニンが脳で変換されたものがメラトニンで、こちらには体内時計の調整を行って睡眠サイクルを正常に保つ働きがあります。

これらの成分が不足すると、不眠症の他、うつ病などを引き起こす可能性もあります。

トリプトファンは、牛・豚・鶏のレバー、かつお、まぐろ、海藻、牛乳、チーズ、ごま油、バナナなど、様々な食品に含まれています。

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GABA

 

GABA(ギャバ)とは、Gamma-Amino Butyric Acidの略で、γ-アミノ酪酸とも呼ばれる神経伝達物質です。

GABAには沈静作用があり、1日の緊張を鎮めることで、眠りにつきやすくする効果に期待できます。

GABAには抑制系の神経伝達物質として脳内の血流を活発にする働きがあり、酸素供給量の増加や脳細胞の代謝機能の向上によってそのような効果をもたらしますが、

不足すればイライラやさまざまな体調不良を引き起こし、ひいては大きな病気の引き金となってしまう可能性もあります。

 

GABAが生成されるのは、基本的には深い眠りに入っている間です。

そのため、睡眠不足ではGABAが生成されず、より寝付けなくなる負のスパイラルに繋がってしまいます。

近年までは、食事によって摂取したGABAは脳内へは到達しないと思われてきたのですが、

最近の研究によって食事で摂取したGABAも脳へ届くことがわかってきました。

GABAが含まれる食品としては発芽玄米が有名ですが、チョコレートにも多く含まれているということがわかっています。

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GABAの効能として、不眠の解消の他にも以下が挙げられます。

 

 

 

①血圧の低下

GABAは腎臓の働きを活発にするため、利尿作用を促すことで血圧を下げてくれます。

 

②中性脂肪の抑制

内臓の働きを活発にすることで消費エネルギー量を高める一方で、コレステロールや中性脂肪をコントロールすることで、脂質代謝を促します。

そのため、肥満の予防に加えて、糖尿病の予防などにも期待されています。

 

③アルコールの代謝

GABAは、腎臓や肝臓の働きも活発にしてくれます。

そのため、血圧の低下だけでなく、アルコールの代謝を速める効果にも期待できます。

 

④神経を鎮める

GABAの摂取によってイライラなどをやわらげる効果は、睡眠障害の解決はもちろんのこと、

自律神経失調症やうつ、更年期の抑うつなど、様々な症状に対して改善効果が見込めます。